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5.27 福島県二本松市 三保市長のインタビュー (全文書き起こし)

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このような首長さんトップにもつ二本松市民は本当に幸運な方々だと私は思います。だから、きちんと、三保市長の言葉をスクリプトにして残すべきだと思いましたし、また音声を聞くことが出来ない方にも、お伝えできればと考え、これを書き起こしました。by tourkaba3

  • 二本松市の三保恵一市長は、5月27日、OurPlanetTVのインタビューに答え、独自にホールボディカウンターを利用した内部被曝検査を行うことを明らかにした。
  • 今回ホールボディカウンターで内部被曝調査を行うのは、二本松市内の妊婦や子ども、屋外での作業時間が長い農家や建設業の人など。これまで国に内部被曝調査をするよう要請­してきたが、国が取り組む予定がないことから、まずは20人に限定して、独自に調査をすることにしたという。
  • 検査する人の選定や、公表の方法などが調整でき次第、早ければ今月中に検査を実施する方針だ。
  • 福島県立医科大学のホールボディカウンターは利用できないため、県外の医療機関と提携する。
  • 三保恵一市長は、「内部被曝がないというのを願っている」としながらも、結果によっては、子どもを含めた市民の避難についても検討すると明言した。
  • 福島県放射線リスクアドバイザーの長崎大学・山下氏の講演については、放射線防護については、国のいうことを守るのが国民の義務というような精神論ではなく、国民に真実を話すことが最も重要であると苦言を呈した。

 – – – – -(三保市長のインタビュー全文書き起こし) – – – – –

〇三保市長:  先ず初めに、3.11、3月11日、東日本大震災が発生しました。以来本日で76日を迎えました。この間、東京電力福島原子力発電所の事故による、放射能の漏洩、放出が起きて、そして現在もこれらが進行中であります。土壌汚染についても文部科学省が発表されましたが、その結果、この二本松市は30万から60万ベクレルという状況になっております。これはチェルノブイリの原発事故のときの避難区域になりました55万5千ベクレルと匹敵する、或いは地域によってそれを上回る地域もあります。そういう中で、国に要請をしてきましたが、まだ国ではそういう段階に至っておりませんので、これらについては市民の健康と安全を守る為に市独自として、ホールボディカウンターによる検査を被曝調査を実施することを決定しました

〇ジャーナリスト:  例えばですねこのホールボディカウンターによって出た結果によって、市民の方が例えば子供が集団でどこかで一時でもいいから避難したいという声もあって、例えばそういうこともあり得るのでしょうか。

〇三保市長:  子供だけでなくて、私はあらゆる事態に対応できる即応できるその準備をしております私はしは一番はホールボディカウンターによる検査の結果、検査したけれども被曝していなかった、出てなかったというのを願っておりますし、それが一番なんです。ただ必要であれば、市長でとして、あらゆる事態に対処していかなければならないと判断しております。

また同時にこれは二本松市という一つの自治体だけではなくて、この仲通地域、同じ様な状況に今置かれていますので、合わせて国に、子供や市民の皆さんが安全を確保できるように、国に求めて行くことといたします。

〇ジャーナリスト:  対応とが或いは除染の対応とか、残念ながらまだ十分にできていないかと思うのですが、その中で自治体として首長さんとして困難を感じている所ですとか、或いは改善して欲しいとか、或いは何か感じることがありましたら、最後にお話しをお聞かせいただけますでしょうか。

〇三保市長:  はい。放射能について、どう向き合っていったらいいのか、どう身を処したらいいのかということが大切です。そういう立場から、市主催で県のアドバイザーの山下修一先生においでいただいて講演会を開催させていただきました。私はは山下先生とお会いするのは初めてで、話を聞かせていただくのも初めてでした。そういう中でおいでいただいて、本当にお忙しい中、時間調整していただいて感謝してます。

そういう中で、特に色々な放射能から、身を守る健康リスクについて講演を頂きましたが、その中で大変気になったことがありました。それは、この放射能について、政府が国が決めたことについては、それを守って行くのが国民の義務である(注①)というような趣旨の話を何度も強調されておりました。

私はこれまでのこの東電の原発事故、そして放射能漏洩放出、今日までに至る経過を見ますと、これらについては天災ではなくて人災であると判断してます。そういう立場から私はこれまで日本の原子力発電所は安全である、チェルノブイリの原子力発電所、スリーマイルののアメリカの原子力発電所とは、日本の原発は違うのだ、日本の原発は世界一の技術力で作っているんで安全なんだ、3重の壁、5つの防護策、これを遣っているので大丈夫です。特に原発にとって大事な、止める、冷やす、封じ込めるという事が安全の基本であるわけです。そういう中で安全神話がもう絶対的な状況になっておりました。

山下先生は原爆を投下された長崎県、長崎大学の先生ということを伺っておりましたので、期待もしてたのですが、先ほど申し上げたように、政府の言うこと、国の言うことは、国民が守ることが義務なんだと言う話を、発言を、そうした趣旨のことを言われたことについて、私は二つあると思っています。

一つは、精神的な肉体意的なストレスとかリスクとか一つはあります。それからもう一つは放射能による直接的な健康リスク、この二つのリスクがあるわけですが、私は、どちらかというと、山下先生はどちらかというと、精神的な、そういう健康リスクを強調したかったのかなと、いい意味の捉え方もある訳ですが、これは、精神的なものも勿論だし、「放射能から直接どう守っていくか」ということが大切なわけですから、大事なことは国が、政府がという事では無くて、政治の主人公は国民一人ひとり、主権在民、国民が私はあらゆる判断行動の基準でなくちゃなんない。国民がそういう自体に置かれている、福島県民や二本松市民が置かれている、そのことに対してどう放射能から市民や県民や国民を守っていくかということが問われている、大事なんだと、そんな風に考えています

そういう面では、福島県のこのアドバイザーということですが、これらについては、その発言の中には、私はこれで良いのかという思いと、またそうした話をされたことについて主催者としての実は責任を感じているところです科学者として、原理原則に基づいて誰が言うからではなくて、一番大切な真実は何なのか、真実をやっぱり話していただきたい。そしてその真実について、どう身を処したらいいのか、或いは身を守ったらいいのか、それらについては、国民がそれぞれ、高い見識を私は有していると、確信しています。だから今大切なことは、都合の悪い情報はできるだけ出さないようにしようとか、隠蔽しようというような、そんな意思がある無しに関わらず、やっぱり国民がらとられるような、やっぱり行為はすべきでないと、都合の悪い情報こそ、いち早く情報公開をして、そして、国民とともに歩むという事でなければ、ならないと考えています

この3.11を境に、新たな安全安心、経済優先から人間尊重、人間優先、自然や地球環境と共生ができる、美しい豊かな未来を築く歴史の分水嶺であると判断してます。またその歴史の分水嶺にしていかなければならない。そうすることが、この地震や津波や放射能によって(※注②)、多くに尊い命が失われております。また今も尚多くの方が行方不明になっております。そういう犠牲になられた皆さんに応える、私は唯一の道だと確信しています。
– – – – -(書き起こし終了) – – – – –

[注記]
(注①)”被曝防護より精神論を強調する”福島県放射線健康リスク管理アドバイザーについての詳しくは、 「ユニティ・デザインのブログ」 参照
(注②)書き起こしていて一点わたしが個人的に気になったことは、放射能による死者のくだりです。単なる言い間違いの可能性もあります、東北大学で被曝した作業員が、どうしているだのという、噂レベルの話がネット上で浮上しています。被曝ではありませんが、14日、3号機の爆風による自衛員死者と重傷者についての海外報道情報の真贋について、自民・浜田議員が国会で追及し、海江田大臣がこれを否定したという経緯がありました。

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