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【小出先生Script書き起こし】 5/2ラジオ出演 12日のベント失敗で「著い公衆被ばくの可能性」=政府パニック恐れ公表せず

ラジオ番組: 関西・MBS(毎日放送)ラジオたね蒔きジャーナルに、京大原子炉実験所 助教 小出裕章氏出演   **書き起こし**

=== 多少の違いはご容赦願います ===
・オリジナルの動画リンク: 【福島原発】5/3/火★今?5000枚のシミュレーション結果公開
・動画オーナー  : nyugankenshin さん
・録画時間     : 約10分
・聞き起こし    : by tourkaba3
・記録方法      : 対話形式をそのまま記録

≪論点≫
地震の翌日12日、1号機のベント失敗による著しい公衆被曝の可能性を予測しながらも政府は国民に公表せず。
スピーディー(SPEEDI)放射性物質の予測情報の公開が遅くなったのは、国民のパニックを恐れたためと政府。 (※注①) 
●日本中の原子力発電所でベントが取り付けられたのは2000年過ぎで、スリーマイル事故から約20年後。それまで政府はベント必要無しとして来た。
●全所停電事故が起きれば、短時間に格納容器が壊れるということは専門家はみな理解していた。 (※注②) 

– – – – – – –
注 記
– – – – – – –
(※注①) 外部リンク「3日公開されたSPEEDIの驚愕すべき事実 」参照
(※注②) 2000年の10月の「JNESの報告書:全電源喪失の対策」によると 、「全所停電が発生すると、0.6時間後には燃料が落下、1.8時間後には圧力容器が破損、16.5時間後には格納容器の過温による破損」 と報告されている。このシビアアクシデント・レポートが政府でどう取り扱われたかについての詳しくは、『H23.04.06 国会議事録、吉井議員・国の原子力安全行政の役割・・・』参照。

– – – –  ここから - – – – –

〇司会者: 小出さん、今晩は。

〇小出先生: 今晩は。

〇司会者:  よろしくお願い致します。

〇小出先生: こちらこそ。

〇司会者:  今速報でお伝え致しました情報がございます。これについて感想を伺いたいんですが、地震の翌日3月12日に、1号機の蒸気を外に出すためのベントというこの緊急的な措置が行われたのですが、これが難航しまして、その時にですね、こうした予測が出されていたそうです。『格納容器が深夜に破損して、著しい公衆被曝が発せする』 との最悪事態の予測が政府の中では示されていたということが今日わかりました。小出先生ご感想いかがですか。

〇小出先生: 当たり前です。

〇司会者: 当たり前ですか。

〇小出先生:  はい。

〇司会者:  とういのはベントが難航すれば、格納容器は破損するというのは当然の事態であるという意味ですか。

〇小出先生: 元々そのベントというのは、福島第一原子力発電所ができた時には無かったのです。

〇司会者:  えっ、どういう意味ですか。

〇小出先生:  ベントなんか必要ないと・・・。

〇司会者:  福島第一原発1号機は1971年でしたか。

〇小出先生: はい。

〇司会者: 70年代初めで。

〇小出先生:  はい。運転開始をしたのは、福島第一原子力発電所の1号機が運転開始をしたのは、1971年です。

〇司会者: ですね。

〇小出先生: その時には、悲惨な事故は決して起こらないと。だからベンとも要らないという設計だったのです。

〇司会者: 設計上ベントするような、設計、外に蒸気を排出するような設計にはなっていないんですね。

〇小出先生: そうです。それは、日本中の原子力発電所がずっとそうであって、ベントが取り付けられたのは2000年が過ぎてからです。つまりスリーマイルを・・・

〇司会者:  遥かに過ぎてから、

〇小出先生: 経験した後に、遥かに過ぎてから、じゃあベントという仕組みが必要であるという風に設計が変わったわけですね。元々私は破局的な事故は起きるかもしれないと、私は言ってきたわけですけれども、日本の政府も電力会社も破局的な事故は決して起きないから、ベントすら必要ないと言って来た。ですから元々無かったのです。

〇司会者: 無かった・・・。それを、システムは無いんだけれども、無理矢理やったかっこになったわけですか。

〇小出先生: 後から取り付けたんですね。

〇司会者: 後から取り付けたんですか。

〇小出先生: それが今回は働かさなければいけない事態になったわけですけれども、それが難航したというわけなんですね。でも、所謂ステーションブラックアウトという、その全所停電という事故が起きてしまえば、本当に短時間のうちに、格納容器が壊れるというのは、皆が覚悟していた※注②、冒頭部分の記述参照)事故だったんです。

〇司会者: 専門家の方は覚悟していらっしゃった事故ですか。

〇小出先生: はい。私は覚悟していましたし、原子力を推進していた人の中でも一部の人は覚悟していた思います。

〇小出先生: でも政府あいは東電の公式見解としては、そんなことは決してないと言って来たことが実際に起こったのですね。

〇司会者: これニュースの中では著しい公衆被曝という言葉を用いさせていただきました。

はい。

〇司会者: まあ、これは実際には起こっていないことですけれども、もしもこういう事態に為っていたとしたら、これどんなことを指すんでしょうか、著しい公衆被曝というのは。

〇小出先生:  私が恐れたのは、今回はそれが起きなかったので良かったと思いますが、急逝の死者を含めたしうがいが出るということを恐れていました。しかし、実際にはベントが出来たわけですし、まあ、そのベントをした為かもしれませんが、水素爆発ということが起きて、原子炉建屋が吹き飛んだ訳ですけれども、格納容器自身がまだ辛うじて機能を保っているということで、著しい公衆被害というか、『急性の死者』を今出さないままできているわけです。

〇司会者: これはですね。被害の程にもよると思いますけれども、こうした予測が出たとき、政府は本来どういう行動をするべきなんですか。

〇小出先生: 私は直ちに公衆を逃がさなければ行けないと思います。

〇司会者: つまり作業員の方たちだけでなく、付近にお住まいの方たちに対しても、この情報は、明らかにして、速やかに退避していただくことが必要だったと、小出先生は思われる。

〇小出先生:  勿論です。但し日本の日本の政府が行ったことは情報を示すとパニックが起きるから、なるべく情報を公開しないという風にしたわけですね。

〇司会者: そうですね。

〇小出先生: まああの、結局はベントができたから、そして格納容器が何とか保たれたから良かったですが、非常にショッキングな情報がい入ってきたという風に感じております

〇司会者: はい。
それで、その情報公開について更に伺いますけれども、細野首相補佐官がですね、今まで明らかにしていなかったんだけれども、こうしたシュミレーション、どんな風に放射性物質がどの地域にどれ位飛んで行くかという、予想した文部科学省のデータ、これスピーディー(※SPEEDI)というところが遣っているんですよね、先生。

〇小出先生: そうです。

〇司会者: これは早くから小出先生が指摘してくださっていた、このスピーディーというシステムがあるわけですが、ここがシュミレーションした結果をですね、これから公開する方針だということで、5000枚シュミレーションがあって、これを公開すると。すみません、5000枚も今まであったのに出していなかったんですね。

〇小出先生: そうですね。

〇司会者: あの私もさっき平野さんと一緒にパソコンで見てみたんですよね。
5000枚もありませんでしたね、でも。

〇小出先生: はい。

〇司会者: これどういう事ですか、私が見られるのは3月11日の夕方4時から、毎日一時間毎に、どのような地域にどれ位広がるかという地図が出てました。でもこれが5000枚のデータっていうんですか。

〇小出先生: いいえ、多分違うと思います。スピーディー自身は、時々刻々の風速風向、或いはは雨量のデータというのを入力にする訳ですけれども、多分一時間位のタイムインターバルで入れていると思いますので、一日24個で、30日とすれば、精々1000個ですかね。ですからその位しかないはずですから。5000万というのであれば

〇司会者: 5000枚です。5000ですね。

〇小出先生:  5000枚ですか。、ですからまあ5000枚。スピーディーの計算結果を含めて計算の入力したパラメータであるとかそういう情報かもしれませんし、またそれに付随するデータかもしれませんが、まあ、膨大なデータがあったことは本当だと思いますし、勿論公表しなければ行けないと思います。

〇司会者: それを今頃シュミレーションを、シュミレーションってこれからどうなるというのを過去で見させられて、どれだけの意味があるのか解りませんが。

〇小出先生:  全く意味がありません。実に馬鹿げた政府だと思います。

ただ今までよりは出てきたデータを見て小出先生が気づかれたこと或いはもっとこのデータが欲しいと思われること、その当たりはいかがでしょうか。

〇小出先生: まだ細野さんがどういうデータを公表してくれたのか見ていませんので何とも言えませんけれども、少なくともスピーディーのデータというのは、後から出して貰ったら全く意味がないのです。

〇司会者: 予測ですかね。

〇小出先生: その時に出して貰わなければ全く意味がないですから、今から出すなんて言われても、「ふざけないでください。」(小出先生ちょっと笑っちゃう感じで)というしか私にはありません。

〇司会者: 天気予報を何ヶ月もしてから見せられてもしょうがないと同じ意味合いではありますよね

〇小出先生: 仰るとおりです。

〇司会者: しかし細野さんはパニックが起きるのを恐れたのでと謝罪をしていらっしゃいます

〇小出先生:  そうです。素の通りだと思います。要するに政府というのは、パニックを恐れた為に、情報を隠したということをしたのですでも私はそうではなくて、パニックを防ぐ唯一の道は、全ての情報をきちっと知らせることだという風に言って来たわけですけれども、残念ながらこの国はそうでは無かったのです

〇司会者2(平野さん): 先生、昨日も国会でですね、東電で去年の6月にも非常用電源を使ったトラブルがあったということを民主党の議員(※5月1日 参議院予算委員会にて森裕子議員) が明らかにしてですね、東電の社長が認めたようなのですけれども、此処にきてなんか急激に今まで出ていなかった話がですねどんどん出てきて、どれをまた追認するという状況が続いているんですけれども、なんかちょっとこう- – – ●(聞き取れず)● – – – とですね、政府が今ここに隠しているものを最低限だけ出して置いて、言い訳作りにしているような意図が感じられるんですけれども、ちょっとここにきて急ですよね、色んなものが。

〇小出先生:  そうですね。一度事故が起きるとこんな事もありましたあんな事もありましたというのが、これまでずっと繰り返してきた歴史ですから、多分それの延長だと思います。

– – – 重要部分ここまで – –

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