ホーム > 福島第一原発事故 資料 > 1号機 作業日程 (5.02~5.12までの冠水に向けていた作業=過去完了)

1号機 作業日程 (5.02~5.12までの冠水に向けていた作業=過去完了)

5月2日からdd日までの1号機作業工程と作業全体感(ざっくり)

◆作業日程
〇5月13日 以降は、http://wp.me/p1ud3J-lb 参照
〇5月12日 作業中断 (空焚で燃料棒溶け落ち格納容器と圧力容器にも穴) (※注6)
〇5月11日 水位算出作業(※注5)
〇5月10日 ①冠水へ計器の調整、②建屋内の放射線の遮蔽 (※注4)
〇5月09日 原子炉冷却回復に向けた準備作業
・放射線量測定開始 (午前4時頃)
・テントや換気用配管の一部撤去 (9日、未明)  ⇒ 原子炉建屋の入り口完全開放状態へ
・設備点検 (※注3)
・施設内の除染準備 (※注2)
〇5月08日 原子炉建屋内、有人作業の開始  (※注1)
・二重扉開放状態にし、テント設置したまま明日9日未明まで約8時間かけて空気入替 (午後8時8分)
〇5月07日 換気3日目 (原子炉建屋内)
〇5月06日 換気2日目(原子炉建屋内)
〇5月06日 原子炉圧力容器に注水増量
〇5月05日 ①換気装置設置(テントの付近)、②16:36 換気装置の作動開始
〇5月04日  テント設置 (原子炉建屋内の二重扉の正面)
〇5月03日  換気装置6台搬入 (タービン建屋内)
〇5月02日  テント組み立て準備作業

– – – – – –
注 記
– – – – – –
(※注6)
東京電力は、1号機で、原子炉圧力容器内の冷却水の水位が想定よりも低く、長さ約4メートルの燃料が完全に露出して、溶け落ちたとみられると発表した。NHK水野解説委員の説明のまとめは以下の通り。
≪状況≫
・燃料棒    : 全部溶けた落ちた燃料が溶岩のように塊になって、原子炉の鋼鉄の容器の底に溜まっている
・水漏れ箇所 : ①原子炉、 ②格納容器
・注入水量  : 1万358トン (~今朝8まで)
・実際の水位 : 格納容器下側の球形の半分にも満たない量
≪懸念されること≫
1)  原子炉の中で燃料の殆どが溶岩のように溶けていると思われる。溶けた固まりになってしまうと、燃料棒だったときに比べて表面積が減ってしまう。そうなると全体に冷えにくくなり、中の方が高温の熱い状態となっている可能性が考えられ、100度以下まで冷やして安定させるのには、かなりの時間が掛かると予想される。
2) 冷却がうまくいかないと、溶けた燃料が原子炉の鋼鉄の容器を突き破って破って、格納容器の下の方に落ちてくるとも考えられる。そうなると放射性物質の放出に繋がる。またそこまで行かなくても、原子炉内の穴がさらに広がることで、高濃度の汚染水がさらに漏れるというか可能性がある。
3) 格納容器から漏れ出した高濃度汚染水6000トン。 ⇒英字News (5/13) ※英語ニュースの挿絵の方がなぜかいつも分かりやすい。

写真
≪全体の工程表≫
冠水処置自体が行えるのかどうかの見直しが必要。
今後冠水処置を行うには、
①漏れている箇所の特定。②漏れている箇所をコンクリートなでふさぐとうい作業
が必要になる。
その為には原子炉建屋に人が入って作業をする必要がある。
しかし建屋内では放射線が高いころで数百ミリシーベルトあり、
水漏れ箇所となるともっと線量はさらに高くなることが予想される。
穴を塞ぐために作業員が短時間、交代しながら作業を行うとなると更に時間が掛かる。
また、1号機だけではなく、2、3号機も状態は良くないので
6~9ヶ月で全体を安定させるとした工程表自体を見直す必要があるだろう。

(※注5)補正を行う格納容器の圧力計を用いて水の圧力から内部の水位を算出し目標としている18メートルの高さまで水を注水する。
(※注4)①補正を行った原子炉の水位計は、注水量から炉内にたまった水の量を差し引くことで、格納容器に出ていった水の量を算出するのに用いる。②放射線を遮る鉛入りマット設置 (1ミリシーベルト/h程度低下、一割程度の低下にとどまる)
(※注3) 格納容器を水で満たす「冠水措置」に必要な水位計の補正や、「循環型の冷却システム」に使う配管の点検
(※注2) 放射線量の高いがれきを鉛が入ったマットで覆ったり、床を拭き取ったりして放射線量を下げる。原子炉建屋の中の放射線量は、いずれも1時間当たり最も高い場所で700ミリシーベルト、そのほかの場所でも10ミリシーベルト前後の値が検出されている。
(※注1)原子炉建屋の入り口は、厚さ約20センチの鋼鉄製2重扉になっている。今回はその奥の扉を開けて中に作業員が入る。- – – ここから(Yomiuri Online) より引用- – – - 扉を開放すると、放射性物質を含む原子炉建屋内の空気が、タービン建屋側から流入する空気で押し出され、水素爆発で崩れた天井部分から屋外へ放出される。東電は、周辺の放射線量の数値を変えるほどの量ではないと試算している。 – – 引用ここまで- – 
この影響を評価した東電プレスリリースが↓となる。
● 5月8日 福島第一原子力発電所1号機 原子炉建屋内の作業環境改善と二重扉の開放につい

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
     作  業 の 全 体 感
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

作業全体流れ

一号機建屋の換気および環境改善、冠水作業を開始 (5.05)
福島第1原発1号機の原子炉格納容器を水で満たして圧力容器ごと燃料を冷やすため、今後20日程度かけて燃料の上まで水を入れて「冠水」と呼ぶ状態にし、6月には水を循環させて空気で熱を取り除く新たな冷却システムを稼働させる計画。
冠水状態で、中の水は7400トンになる。これに必要な作業環境を確保するため、東電は5月5日、3月12日の水素爆発以降初めて、1号機原子炉建屋内に作業員を入れ、空気中の放射性物質を減らす換気装置を設置して起動させた。3日ほど換気を続ける。同建屋内では非常に高い放射線量が計測されており、作業に伴う内部被ばくが懸念材料。換気が完了すれば、より多くの作業員が入ることができ、新たな冷却システムに必要な熱交換器や配管の設置が効率よくできる。東電は8日にも設置の準備作業を始める方針。 北海道新聞 引用

作業工程

1.建屋の換気と環境改善

1) テント設置:

4日以降、テントの設置を行う。横1.5メートル、縦1.3メートル、高さ2.2メートルの「正圧ハウス」と呼ぶテントをタービン建屋に隣接する原子炉建屋の入り口二重扉の正面に密閉させるように設置する。

東電付帯資料参照: 局所誹風機による換気について

.

2) 換気装置の設置および空気浄化:

5日以降、換気装置6台をテントの付近に設置する。放射性物質を含む空気が外に漏れないように覆ったテント内から仮設ダクト(ホース)を通じて、原子炉建屋から空気を吸い込み、フィルターで浄化して再び建屋内に戻す。その際、タービン建屋側から原子炉建屋側に常に加圧した状態で原子炉建屋に換気を行なう。テント内の圧力を原子炉建屋内よりも高めて、一定に圧力を保持することで、汚放射性物質を含む空気が外に漏れないようにする。換気装置は、毎時10~40ミリ・シーベルトと高濃度の放射性物質を含んだ空気を数ミリ・シーベルトまで下げる。換気装置を数日運転すれば、建屋内の放射性物質の濃度が現状の20分の1程度に下がる見通し。東電付帯資料参照: 同上

※換気装置: アララベンチ・原子力施設用移動型局所排気装置というもの。クリーンハウス内の作業改善のため小型、軽量、さらに機動性があるよう特別に設計された除染、搬出可能タイプの局所排気装置。換気装置はヨウ素を除く活性炭とセシウムを除くフィルターを組み込む。

.

2.冠水に向けた作業開始 (原子炉建屋での本格作業)

8日以降、線量が下がれば、冷却機能回復に向けた復旧作業が始まる。線量計測を行い濃度が下がっていれば、事故後初めて作業員が原子炉建屋に入り、配管などの損傷の確認、圧力計や水位計などの点検・修理などが始まる。原子炉を安定的に冷やすには、大量の水が循環する冷却系の再構築が欠かせないので、原子炉建屋内にある機器や配管の修理や、配管を仮設ポンプにつなぎ直す工事が必要になる可能性が高い。

【循環系冷却システム】

原子炉につながる既設の配管の一部を使って冷却水を炉内に循環させる。格納容器を水で満たす「水棺」と並行して今月末から6月初めまでに工事を終え、新システム稼働から冷温停止に持ち込みたい考え。当初の目的だった既設の熱交換器などを使った冷却システム復旧は断念した。

.

【福島第一1号機原子炉建屋内のイメージ図】




※左の図はGE製 Boiling Water Reactor Mark I (この仕様書→ pdf

.

.

【東電冷却に向けた工程表】

福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋 平成23年4月17日

添付資料
・別紙1:福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋 1(PDF 21.0KB)
・別紙2:福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋 2(PDF 196KB)
・参考1:当面の取組み(課題/目標/主な対策)のロードマップ(PDF 78.1KB)
・参考2:発電所内における主な対策の概要図(PDF 97.7KB)

【建屋内放射線量】

〇4月17日
1~3号機建屋内の放射線量の計測(2回目)
米国製の遠隔操作ロボットを原子炉建屋に入れて放射線や温度を測った。1号機では前回の計測よりも北側にある別の二重扉から入って計測した。
1号機   最大49ミリシーベルト/毎時
2号機          ?
3号機     59ミリシーベルト
結果: いずれも通常では放射線はまず検出されない場所だが、約5時間で緊急時の被曝線量の上限を上回る高い値を示した。
1号機は原子炉内の核燃料の破損の度合いが全体の70%とみられ、2号機(30%)や3号機(25%)と比べて激しい。破損した核燃料から発生した水素による爆発で、壊れた配管などから高濃度の放射能汚染水が漏れ出ている可能性がある。

〇4月16日
作業員により、タービン建屋に隣接する原子炉建屋出入り口の2重扉の最初の扉を開けて入った1畳ほどの小部屋の線量は 原子炉建屋出入り口の扉ごしに計測。
1号機  最大270ミリシーベルト/毎時
2号機     12ミリシーベルト
3号機     10ミリシーベルト
結果: 特に1号機では出入り口の扉ごしに毎時270ミリシーベルトあり、作業が一切できなくなる作業員の被曝線量の上限(計250ミリシーベルト)をわずか1時間で超える値だった。今回計測した場所の奥には、原子炉建屋に入る厚さ約20センチの鋼鉄製の扉がもう一つあり、扉の向こうの放射線量は、今回の計測値よりも高いと見られている

.

【福島第一の敷地全体配置図】

広告
  1. まだコメントはありません。
  1. No trackbacks yet.

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。