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Observing Fukushima Workers (6.13更新)

福島第一原発・現場作業員情報 (作業環境、政府暫定措置、被ばく、負傷者情報などの記録)
福島作業員見守りサイト-外部リンク: 福島原発現地スタッフ及び現地の状況まとめ
Daily job log  : http://wp.me/p1ud3J-lb

青山氏の取材による福島第一内部状況:


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・一番右の画像が現場責任者の吉田昌郎所長。中央と左の画像は緊急対策本部内。作業員総数、多いときで600人。この本部には夜240~250人くらいが残り24時間体制で作業が続く。
・今なにが現場で必要とされているのか。それは、2次災害対策用、防潮堤の設備。
・吉田所長はこの事故の終息を図るためには「世界中の力を借りて終息する必要がある」と言う。
・現場の障害になっているのは、まさに「総理官邸」と「東電本部」と、取材をした青山氏が明かす。
・想像以上に、作業員たちは志を高くもって作業に当たっており、吉田所長のもと、現場の指揮は高く保たれてるという。その動機付けについては青山氏が動画の中で語っておられます。

▼1.作業環境と負傷者情報など
6月14日

http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110614/1220_23.html
作業員23人を外すよう指導(6月14日 12:20更新)
東京電力福島第一原子力発電所で、作業員が相次いで被ばく限度を超えている問題で、厚生労働省は限度を超えていなくても、放射性物質を吸い込むなどした内部被ばく量が、100ミリシーベルトを超えているとみられる23人を、直ちに作業から外すよう東京電力に指導しました。

福島第一原発では、2人の運転員の被ばく量が緊急時の限度である250ミリシーベルトの2倍以上だったほか、13日、新たに6人の作業員の被ばく量が限度を超えている疑いがあることが分かりました。
厚生労働省によりますと、このほかにも放射性物質を吸い込むなどして体の内側から放射線を受ける内部被ばくの暫定値が100ミリシーベルトを超えている作業員が23人いるということです。
厚生労働省はこの23人について、このまま作業を続けると被ばく量が限度を超えるおそれがあるとして、直ちに作業から外すとともに精密検査を受けさせるよう東京電力に指導しました。
また、東京電力は、発電所で長期間働いているおよそ3700人の作業員について、被ばく量の検査を進めていますが、およそ600人の検査が終わっていないということで、厚生労働省は、東京電力に対して今月20日までに検査を終えて結果を報告をするよう求めています。

http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110614/0540_touden.html
東電 被ばく限度巡る対応が問題に(6月14日 5:40更新)
東京電力は、福島第一原子力発電所で事故対応に当たった作業員6人が、新たに緊急時の限度を超えて被ばくした疑いがあることを13日、明らかにしました。
限度を超えた人はさらに増える可能性もあり、東京電力の対応の甘さなどが、改めて厳しく問われることになります。
福島第一原発では、男性運転員2人の全身の被ばく量が、緊急時の限度とされる250ミリシーベルトを大きく超える600ミリシーベルト以上だったことが明らかになり、東京電力は、事故対応に当たった3726人のうち、内部被ばくの検査を受けた2367人を調べました。
その結果、新たに、20代から50代の男性6人が、緊急時の限度を超えている疑いがあることがわかりました。
6人の暫定の被ばく量は、497.6ミリシーベルトから264.7ミリシーベルトで、4人は保守作業を担当し、1人は原発の中央制御室の運転員、そしてもう1人は放射線の管理を担当していました。
福島第一原発では事故の翌日の3月12日に中央制御室の放射線量が上がってきたことからマスクの着用が指示されましたが、停電で放射性物質の濃度を調べる装置が動かず、実際にはマスクを外して飲食をする人がいるなど、指示が徹底されていなかったということです。
また放射性ヨウ素の体内への蓄積を防ぐためにヨウ素剤について、被ばくした人が服用していたかどうか確認できていないということです。
今回の調査で20ミリシーベルトを超えた450人については、茨城県東海村にある専門の機関で精密な検査を受けるほか、調査が終わっていない1359人については、今月中に評価を終えるとしていて、限度超えがさらに増える可能性もあるということです。
このため、当時の状況認識の甘さや、調査に長時間かかっていることなどで、東京電力の対応の甘さが、改めて厳しく問われることになります。

6月13日

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110613/dst11061320410020-n1.htm
被曝線量限度超え東電社員、新たに6人 厚労省
2011.6.13 20:40
東京電力福島第1原発で作業した東電社員2人が被曝線量限度の250ミリシーベルトを超えて被曝していた問題で、厚生労働省は13日、線量限度を超えて被曝した可能性のある東電社員がほかに6人いたと発表した。
厚労省は東電から報告を受けた。6人は男性で、線量が最も高かったのは、計測制御器機保守を担当した人の497ミリシーベルト。厚労省は東電に対し、6人の精密検査を、日本原子力研究開発機構で行うよう指示した。東電の調査によると、250ミリシーベルトに達しないものの200ミリシーベルトを超えた可能性があるのは6人、100ミリシーベルト以上200ミリシーベルト未満の可能性は88人だった。
原発の作業員については、これまで2人の限度を超えた被曝が判明。678ミリシーベルトと643ミリシーベルトを計測し、厚労省が東電に是正勧告していた。
厚労省は東電に対し、3月中に作業に当たった作業員約3700人分の被曝線量の暫定値を13日までに報告するよう求めていたが、内部被曝については約2300人分しか報告されなかった。このため、厚労省は20日までに報告するよう再度、指示。「東電の対応は後手に回っている」と批判した。

福島第1原発の放射性物質を高濃度に含む汚染水を浄化するシステムについて、東電は13日、全体の本格稼働が当初予定の15日から、2~3日遅れると発表した。低濃度の汚染水を使って性能を確認する試運転は14日に始める。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110613/dst11061308030002-n1.htm
要員確保、熱中症予防…福島原発、夏を前にあの手この手
2011.6.13 07:50
 福島第一原子力発電所近くに協力企業の東芝が設置した作業員の休憩所内部=5月15日 (東京電力提供)

その他の写真

夏を控え、福島第1原発事故対応に当たる要員の確保や健康管理が重要性を増している。大量被ばくや作業中の死亡も発生する中、政府も関与して対策を講じ始めた。
5月末、厚生労働省の金子順一労働基準局長が経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長を訪ね、作業員養成を訴えた。「停止した浜岡原発で働いていた技術者に福島に来てもらえないか。OBの再雇用やボイラー技士の活用は可能か」。経産省の領域にも踏み込む異例の提言だった。
厚労省は3月、今回の緊急作業に限って作業員の被ばく線量限度を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げた。労働力確保に、もう上限を引き上げるカードは切れない。局長の言葉は、労働者を増やし対応すべきだとの意思表示だった。「経産省は上限を緩めることばかり考える」。厚労省幹部は口をとがらせる。
6月、作業員が大量の内部被ばくで250ミリシーベルトを超えたことが分かった。安斎育郎立命館大名誉教授(放射線防護学)は「工程表通りに作業せよとの要請があり、労働実態は深刻なのだろうが、健康管理を後回しにしてはならない」と話す。
個人配備の線量計と毎日の記録で比較的容易に把握できる外部被ばくと違い、内部被ばくは線量確定に時間がかかる。東電は測定に必要なホールボディーカウンターという装置を増設。線量を確定する計算法も、より簡便なものに改良した。
熱中症対策では、7月にかけ敷地内の休憩所を増やす。厚労省労働衛生課によると「予防は水分と塩分をまめにとるのが重要」。だが、うかつに防護マスクを外して補給すると、放射性物質も取り込んでしまう。1時間に1回の休憩など、対策を元請けとなっている日立や東芝などにも呼び掛けているという。
5月14日朝、作業員が心筋梗塞で死亡した際には、敷地内に医師がいなかったことが発覚。産業医大や労災病院からの応援で24時間の診療態勢を築くきっかけとなった。新たに作ったチェックリストで、作業の長期化に伴い発生が懸念される精神面の不調を見抜く試みも始めるという。

6月11日

【負傷者】[なぜか5日遅れの公表] 東電プレスリリース: 6月6日午後7時10分頃、集中廃棄物処理施設焼却工作建屋において、協力企業作業員1名が足を滑らせて左胸部を接触し、左側肋骨を負傷。救急車にて総合磐城共立病院へ搬送し、「脾臓損傷、肋骨骨折」と診断。

6月10日

福島第一の作業員、意識不明 協力企業の40代男性
http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY201106100272.html
2011年6月10日12時4分
東京電力は10日、福島第一原発で復旧作業にあたっている協力企業に勤める40代の男性が、意識不明で福島県いわき市内の病院に運ばれたと発表した。男性は9日、発電所内の放射性物質が飛散しないように敷地内の建物や地面に樹脂をまく作業をしていたという。東電によると、男性は9日作業を終えて広野町の施設に宿泊。10日早朝、同僚が意識のないことに気づいた。同日午前8時前、前線本部があるJヴィレッジに常駐している医師が診察。自発呼吸はあるものの、発熱があり意識不明のため、ドクターヘリでいわき市内の病院に運ばれ、治療を受けている。

http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110610/index.html
3号機 高い放射線量と汚染水(6月10日 23:25更新)
東京電力福島第一原子力発電所の3号機の原子炉建屋では、依然として、最大で1時間当たり100ミリシーベルトという放射線量の高い場所があることや、原子炉から漏れ出したとみられる水が地下に大量にたまっていることが新たに確認されました。
東京電力は、事故の収束に向けた復旧作業を今後どう進めていくか、慎重に検討することにしています。
福島第一原発の3号機の原子炉建屋では、9日正午前から20分程度、作業員9人が中に入り、放射線量を色の変化で表す特殊なカメラを使って、建屋の南側の放射線量を測りました。
その結果、原子炉格納容器の近くでは、依然として、最大で1時間当たり100ミリシーベルトという高い放射線量が計測されました。
また、作業員の被ばく量は、事前の計画では1時間当たり5ミリシーベルトまでに抑える予定でしたが、実際はそれを上回る5.88から7.96ミリシーベルトだったということです。
一方、建屋の地下には、原子炉から漏れ出したとみられる水が大量にたまっているのが、1号機に続き3号機でも初めて確認され、深さは5メートル80センチで、6400トン以上とみられるということです。
事故の収束に向けた東京電力の工程表では、3号機でも1号機と同じように水素爆発を防ぐため原子炉格納容器に窒素を入れたり、原子炉を安定的に冷やす循環型の冷却装置を取り付けたりする計画です。
東京電力はこうした作業を今後どう進めていくか慎重に検討することにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110610/2325_untenin.html
運転員 極めて高い被ばく量(6月10日 23:25更新)

※Pls refer  http://wp.me/p1ud3J-23D

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、緊急時の限度を超える被ばくをしていた2人の運転員は、その後の詳細な検査の結果、それぞれ推定で678ミリシーベルトと643ミリシーベルトという極めて高い被ばく量だったことが分かりました。
さらに、50代の運転員1人が新たに限度を超えている疑いがあるということです。
福島第一原発の事故で、3号機と4号機の中央制御室で働いていた30代と40代の2人の男性運転員が、緊急時の限度の250ミリシーベルトを超える放射線に被ばくをしていたことが、今月3日に明らかになりました。
千葉市にある放射線医学総合研究所で行ったその後の詳細な検査の結果、それぞれ推定で▽30代の運転員が678ミリシーベルト、▽40代の運転員が643ミリシーベルトという、いずれも緊急時の限度の2倍以上に当たる極めて高い被ばく量だったことが分かりました。
2人とも、放射性物質を吸い込むなどの内部被ばくが80%以上を占めるということです。
この問題で2人は、厚生労働省の調査に対し、「3月12日に水素爆発が起きたが、その前後でいつの時点からマスクを装着したか覚えていない」と話しているということです。
さらに、50代の男性運転員1人の体内から新たに高い値の放射性ヨウ素が検出され、被ばく限度を超えている疑いがあることが分かりました。
この運転員は、3月11日からの4日間、3号機と4号機の中央制御室で当直長として勤務し、その後も施設内で働いていたということで、10日、被ばく量を特定する詳しい検査を受けました。
いずれの運転員も健康状態に問題はないということで、東京電力では「マスクの着用などの指示に問題があったと思われるので、検証を進めたい」と話しています。
経済産業省の原子力安全・保安院は、10日、2人の運転員の放射線量を管理できなかったことは遺憾だとして、東京電力を厳重に注意するとともに、原因や再発防止策の報告を今月17日までに行うよう指示しました。

6月7日

http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110607/1805_tachiiri.html
被ばく限度超 原発立ち入り調査(6月7日 18:05更新)
東京電力福島第一原子力発電所の2人の運転員が、緊急時の被ばく限度を超えていた問題を受けて、厚生労働省は7日、発電所の立ち入り調査を行い、勤務管理や被ばく量の検査の実態について調べました。
この問題は、福島第一原発の3号機と4号機の中央制御室で働いていた2人の運転員の全身の被ばく量が、緊急時の限度となる250ミリシーベルトを超えていたことが明らかになったもので、2人の運転員は、厚生労働省のこれまでの調査に対して「3月12日の水素爆発のときに放射性物質の吸い込みを防ぐマスクをしていなかった」と話しています。
このため、厚生労働省は、東京電力の安全管理に問題があったとみて、7日午後1時半すぎから職員4人が発電所の立ち入り調査を行いました。
立ち入り調査は午後4時すぎまで行われ、中央制御室で作業をしていた人がどれくらいの間、マスクをせずに作業していたか、安全管理者から事情を聴いたほか、作業に当たっている人の勤務管理やどのように被ばく量の検査を行っていたかについても詳しく調べたということです。厚生労働省は、今回の立ち入り調査で安全管理の方法などに問題があることが分かれば、東京電力に対して是正勧告を行うことにしています。

6月6日
【必見】**内在する原発労働者の差別問題**原発労働者27万人のうち6.5万人の生死不明、限度量を超えても線量計はずし(鳴き殺し)や線量虚偽報告は日常茶飯事。違法な労働現場、無視される非正規労働者の人権http://bit.ly/m1MR3K  (Twitter中鬼さんからの情報)

6月6日 東電、吉田昌郎所長の写真公開…会議中写真あり (6月6日 10:52)

産経:被曝線量250ミリ超え、「ただちに影響なし」も将来的ながん発症リスク 作業員不足の懸念もhttp://bit.ly/kGRyKs 「100ミリシーベルトを被曝した場合、がんの発症率は約0.5%上昇」*ダウト、上昇するのは「死亡率」http://bit.ly/lGaH5A

6月6日

http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110606/0500_necchusho.html
原発作業員 熱中症など相次ぐ(6月6日 5:00
事故の収束に向けた復旧作業が続く東京電力福島第一原子力発電所で5日、作業員2人が脱水症と見られる症状を訴え、病院で手当てを受けました。
これまでにも熱中症と診断された作業員が相次いでおり、東京電力は作業環境の改善や作業員の体調管理を徹底することにしています。
東京電力によりますと、5日午前10時すぎ、福島第一原発の「集中廃棄物処理施設」の近くで、ケーブルを取り付けていた協力企業の40代の男性作業員2人が、相次いで体調不良を訴え、敷地内の医務室で診察を受けたあと、福島県いわき市内の病院に運ばれ手当てを受けました。2人は、いずれも放射性物質の付着はなく脱水症と見られ、1人は、およそ1週間の入院、もう1人は3日間の自宅療養が必要だと診断されました。東京電力によりますと、放射性物質から身を守る防護服の下に暑さ対策として、保冷剤を入れたベストを着るよう指示していたということですが、2人のうち1人は着用していなかったということです。
福島第一原発では、復旧作業で熱中症と診断された作業員がこれまでに9人に上り、防護服などを身に着ける作業員にとって、これから夏に向けて作業環境が悪化することも予想されています。
東京電力は原発の敷地内に休憩所を新たに設置したり、保冷剤を入れたベストをおよそ2500着用意したりして作業環境の改善や作業員の体調管理を徹底することにしています。

6月6日

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110606k0000m040110000c.html
福島第1原発:最前線の復旧作業員 多くは「被災者」

福島第1原子力発電所1号機の原子炉建屋で、仮設の原子炉圧力計を設置する作業員=2011年6月3日、東京電力提供
福島第1原発事故の復旧作業にあたる作業員の多くは地元・福島県浜通り地方の出身だ。大半は住み慣れた家を追われ、津波で肉親が行方不明のままの人もいる。「被災者」が過酷な「最前線」に立たされるという矛盾の中、作業員たちの抱える思いは複雑だ。【町田徳丈、袴田貴行】
40代の作業員男性は自宅も勤務先の下請け会社も警戒区域内。避難所から仕事に出る時は子供たちに「悪いやつらを片付けてくっから」と声をかける。4歳の長男は「頑張って」と無邪気に答える。
15年近く原発で働いてきたが、今回は想像以上に過酷だった。防護服の中を汗がとめどなく流れ、マスクはすぐ曇り、ゴムで締め付けられた頭がぎりぎり痛む。原子炉の隣、暗く湿ったタービン建屋内で余震に襲われ、恐怖で鼓動が高まった。
妻や両親は猛反対した。「将来どんな症状が出るか分からない」。4月下旬、「辞めよう」と決意して上司に打ち明けた。上司は止めなかったが、話しているうちに、これまで自分についてきた若い部下の顔や、地元出身の東京電力社員が「何をやっていいのか分からない」と漏らしたことを思い出した。「仲間が死にものぐるいでやっている。誰かがやらないと」
浪江町の作業員男性(34)は複雑な胸中を吐露する。「仕事がある分、救われていますよ。農家や商店の人は仕事まで失ってしまった」。警戒区域内の自宅に戻るあてはない。
2次下請けの会社に勤め、避難指示が出た後、母や妻子と九州の親類宅に身を寄せた。新潟県の東電柏崎刈羽原発に仕事を得て4月上旬、柏崎市のアパートに妻(34)、長男(1)と移り、3週間ほど働いたところで福島第1に呼び戻された。
高濃度汚染水の浄化設備を設置する作業。「事故を起こしておいて、自分たちは復旧作業で食っていける。皮肉ですよね」。とはいえ、いつまで続くのか、不安を感じる。
同じ浪江町の作業員男性(40)は自宅を津波で流された。5カ所目の避難先となる東京都営アパートで南相馬市出身の妻(29)、長男(2)と3人で暮らしながら、第1原発との間を往復する。
3月下旬の夕食後、妻が「せめて南相馬には戻りたい」とつぶやくのを聞き、迷っていた第1原発入りを決めた。「原発が収束しないと帰れない。廃炉まで付き合う覚悟はできています」
原発から5キロほどの所に住んでいた大熊町の作業員男性(64)は4カ所目の避難先で電気ケーブル敷設作業に呼ばれた。40年ほど原発で働いてきたベテラン。妻(63)を避難所に残し、いわき市の旅館から現場に通う。「東電あっての大熊町。ずっと原発で飯を食ってきたから、肝心な時に何の役にも立たないわけにはいかない」
3号機から時折上がる水蒸気を、間近で見る。「ぶわーっと、ものすごい量。あまり気持ちのいいもんじゃねえな」。人生で初めてヨウ素剤を服用した。妻は心配するが、「最初は怖かったけど、だんだん慣れてきた。ずっと緊張していたら体が持たないよ」と、あきらめ顔で笑う。ただし、「現場に不慣れな東電社員の面倒を見られるのは、自分たちだ」と自負している。
毎日新聞 2011年6月5日 22時21分(最終更新 6月6日 10時59分)

6月3日

http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/nuclear/news/20110604k0000m040117000c.html
福島第1原発:「定期的にがん検診を」…東電2社員被ばく
東京電力福島第1原発事故の復旧作業中に年間上限を超える被ばくをした可能性がある2人が精密検査を受けた放射線医学総合研究所(千葉市)が3日会見し、2人が最大580~570ミリシーベルトの内部被ばくしていた場合、甲状腺の累積被ばく線量は20倍の約10シーベルトに達すると評価した。同研究所の明石真言理事は「甲状腺に何らかの症状が出るのは20シーベルトからで、治療の必要はないが、定期的にがん検診を受けてもらうことになると思う」と述べた。

◇日常生活問題なし…放医研会見
同研究所によると、2人に健康被害を示す症状はなく、通常の生活を続けて問題ないという。2人はがんのリスクが最大で約3%高まることになるという。明石理事は「マスクが正しくつけられ、働く場所の放射線量のモニタリングがきちんとされていれば、内部被ばくはほとんどゼロにできた」と、東電の管理の不備を指摘した。
佐々木康人(やすひと)・日本アイソトープ協会常務理事は、「(内部被ばくが)1000ミリシーベルトを超えなければ重篤な影響は起こらないが、将来のガンのリスクは高くなる。被ばく量の予測や、作業後の線量計測などをしっかり行い、あくまでも限度内に収める努力をすべきだ」と述べた。【斎藤有香、久野華代】
毎日新聞 2011年6月3日 23時48分(最終更新 6月4日 0時10分)

6月3日 19:25

原発運転員2人 被ばく量限度超す580ミリシーベルト
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、2人の運転員が緊急時の被ばく限度を超えていた疑いがある問題で、放射線医学総合研究所で分析を行った結果、被ばく量は2人とも限度の250ミリシーベルトを超えていたことが分かりました。
今回の事故で限度を超えたのが確認されたのは初めてで、今後、東京電力の被ばく管理が厳しく問われることになりそうです。
この問題は、福島第一原発の3号機と4号機の中央制御室で働いていた30代と40代の2人の運転員の体内から、高い値の放射性ヨウ素が検出されたもので、2人は千葉市にある放射線医学総合研究所で精密検査を受けていました。

分析の結果、放射性ヨウ素などを吸い込んだ「内部被ばく」による被ばく量は、30代の男性が210から580ミリシーベルト、40代の男性は200から570ミリシーベルトと推定されるということです。
2人はこれまでの検査で、体の表面にもそれぞれおよそ74ミリシーベルトと89ミリシーベルトの被ばくをしたことが分かっていて、この値と合わせると、少なくとも緊急時の被ばく限度の250ミリシーベルトを超えていたことが確実な計算になります。
今回の事故のあと、福島第一原発で作業に当たる人たちの緊急時の被ばく限度は、100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げられていました。
今回の事故で限度を超えたのが確認されたのは初めてで、今後、東京電力の被ばく管理が厳しく問われることになりそうです。
2人の被ばくは、甲状腺に対する内部被ばくがほとんどで、子どもの場合と違って、将来、甲状腺に障害が現れるおそれは小さいとみられるということです。
2人とも健康状態に問題はないことから、研究所では引き続き経過を観察することにしています。
運転員が緊急時の被ばく限度を超えたことについて、東京電力は「事故の発生直後に、マスクや防護服の着用に不十分な点があったのではないかと考えている。2人と同じような作業をしていたおよそ150人についても、放射性物質を体内に取り込んだかどうか詳しく分析したい」と話しています。

5月31日 13:30
集中廃棄物処理施設ケーブル敷設作業で作業員1名指に軽症 : 集中廃棄物処理施設で、ケーブル敷設作業を行っていた協力企業作業員のうち1名が、右手第2指を負傷。念のため発電所医務室で点滴実施後、午後2時26分にJヴィレッジにむけて業務者で搬送。午後3時35分に救急車にてJヴィレッジから福島労災病院へ搬送。身体への汚染無し。

運転員 ヨウ素剤服用状況調査(5月31日 5:30更新)
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、2人の運転員が緊急時の限度を超えて放射線に被ばくした疑いが出ている問題で、東京電力は、放射性ヨウ素が体内に蓄積されるのを防ぐ「安定ヨウ素剤」が十分に効果を示さなかったものとみて、服用状況についての調査を進めています。
この問題は、福島第一原発の3号機と4号機の中央制御室で働いていた30代と40代の男性運転員から甲状腺にほかの作業員の10倍を超える放射性ヨウ素が検出されたもので、2人とも緊急時の限度の250ミリシーベルトを超えて放射線に被ばくした疑いが出ています。
東京電力が聞き取り調査などを行った結果、放射性ヨウ素が体内に蓄積するのを防ぐ、安定ヨウ素剤を服用したのは2人とも会社側が配布した当日の3月13日だけだったことが分かりました。
これについて2人を診察した放射線医学総合研究所は、ヨウ素剤を服用する時期や期間が適切でなく、放射性ヨウ素が甲状腺に蓄積したという見方を示しています。
このため東京電力では、安定ヨウ素剤が十分に効果を示さなかったものとみて、ほかの作業員にも対象を広げ服用状況についての調査を進めています。
東京電力は「ヨウ素剤を服用しなかった人がどれくらいいるかは、公表できる段階ではない」としています。
運転員“マスクせずに作業(5月31日 13:25更新)
東京電力福島第一原子力発電所の2人の運転員の体内から高い値の放射性物質が検出された問題で、2人は厚生労働省に対して「マスクを装着せずに作業していた」と話していることが分かりました。
厚生労働省は、2人と同じ場所で作業していた数十人についてもすぐに検査を受けさせるよう、東京電力に指導しました。
この問題は、福島第一原子力発電所の3号機と4号機の中央制御室で働いていた2人の運転員の体内から高い値の放射性物質が検出され、これまでに受けた全身の被ばく量が緊急時の限度の250ミリシーベルトを超えている疑いがあるものです。
厚生労働省によりますと、2人の運転員は「3月12日に水素爆発が起きた直後には、放射性物質の吸い込みを防ぐマスクを装着せずに作業を行っていた」と話しているということです。
また、中央制御室には、当時、2人のほかに数十人の作業員がいたということです。
このため厚生労働省は、この数十人の作業員も多くの放射性物質を吸い込んだおそれがあるとして、すぐに作業を中止し、内部被ばくの検査を受けさせるよう、東京電力に指導しました。
このほか、福島第一原発では、一部の作業員が線量計を持たずに作業したり、女性社員の被ばく量が限度量を超えたりするなど、問題が相次いでいるとして、厚生労働省は、東京電力と作業を請け負っている会社に対して安全管理を徹底するよう、是正勧告を行いました
5月30日
運転員2人 被ばく限度超えか(5月30日 14:50更新)
東京電力福島第一原子力発電所の事故で2人の運転員の体内から高い値の放射性物質が検出され、全身の被ばく量が緊急時の限度の250ミリシーベルトを超える疑いのあることが分かりました。
東京電力によりますと、全身の被ばく量が緊急時の限度の250ミリシーベルトを超える疑いがあるのは、福島第一原発の3号機と4号機の中央制御室で働いていた30代と40代の2人の運転員です。
2人は、今月23日、茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構で体内に入り込んだ放射性物質の量を検査した結果、それぞれ甲状腺からほかの作業員の10倍を超える9760ベクレルと7690ベクレルの放射性ヨウ素を検出したということです。
2人がこれまでに体の表面に受けた放射線量は、73.71ミリシーベルトと88.70ミリシーベルトに達していることから、今回新たに判明した「内部被ばく」によって、全身の被ばく量が250ミリシーベルトを超える疑いのあることが分かったとしています。

放射性ヨウ素は、放射線の量が半分になる期間が8日と短く、体内に取り込んだ日によって被ばくの量が変わることから、東京電力では、2人の作業内容を詳しく調べています。
2人の健康状態に今のところ異常はないということですが、今後、専門の医療機関で詳しい健康診断を受けるということです。
今回の事故のあと、福島第一原発で作業に当たる人たちの緊急時の被ばくの限度は250ミリシーベルトに引き上げられていますが、これまでこの限度を超えた人は確認されていません。
5月29日
作業員の診療に医師派遣、24時間態勢

kinoryuichi 木野龍逸 (Ryuichi KINO)【東電原発】作業員数の見積もりがどうなっているのか、東電も統合本部も公表しない。厚労省は、被ばく限度を厳守させるためにも、とくに不足が予想されるベテラン作業員の育成計画を提案している。 #genpatsu #fukushima #tsunami

Kinoryuichi 木野龍逸 (Ryuichi KINO)
【東電原発】ハローワークでの福島第一作業員募集、全体で何人くらいを募集してるんだろう。もちろん作業員は必要だけど、過酷な現場なのも間違いないし、被ばくもする。気軽に、頑張って、とはいえない。。。 #genpatsu #fukushima #tsunami

-5月27日 海水注入独断継続の吉田所長はこんな人
海水注入の継続を独断で決めた吉田昌郎所長は、東京工業大大学院で原子核工学を修めて、東電に入社以来、一貫して原子力畑を歩んできた。所長就任前の本店・原子力設備管理部長時代には、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発の復旧に取り組んだ。4回目の赴任となる福島第一原発を知り尽くしており、細野豪志首相補佐官は「人を引っ張っていく人。事故対応に欠かせない」とそのリーダーシップを評価する。4月22日、福島第一原発で陣頭指揮をする吉田所長に会った、原子力委員会専門委員で独立総合研究所の青山繁晴社長も「現場の作業に細かく目配りし、上手に統率していた」と語る。
東電関係者によると、本店などとのテレビ会議では、現場の状況を無視した指示に対し、「現場を見てから判断しろ」などと、厳しい口調で主張することが多いという。現場を大切にする指揮官像が浮かび上がるが、その一方で「本店の言うことを聞かない。自信家」との声もある。(2011年5月27日07時07分 読売新聞)

– 5月25日 gloomynews deepthroat by jt_nakata

NHKニュースウォッチ9◆「内部被ばく基準超え 作業員の不安」 http://goo.gl/0vsvH 「復旧作業が続く東京電力福島第一原子力発電所。NHKの取材で、内部被ばくが基準値を超えている作業員が相次ぎ、中には基準値の50倍に達している作業員もいることがわかりました。」
東京電力福島第一、第二両原子力発電所で作業にあたる同社社員の一部に、心的外傷後ストレス障害(PTSD)とみられる症状が出ていることが、同社非常勤産業医の谷川武・愛媛大教授(49)(公衆衛生学)らの診察でわかった。
第一原発での水素爆発の際に近くにいたことなどが原因とみられ、両原発で働く社員約1800人を対象に今月から問診を開始、精神状態などを確認する。
谷川教授は1991年から同社の非常勤産業医を務め、事故後は4月16~19日と今月6~9日の2回、社員らの宿泊所で診察した。
4月は約90人を診察し、約30人に急性ストレスとみられる症状を確認。今月は精神科医と連携して65人を診たが、約10人に不眠や音への過敏反応などの症状があった。うち数人は水素爆発を間近で目撃するなどしており、「手が震える」「悪夢を見る」などPTSDの症状がみられたという。
このほか、「一度は死を覚悟した」という社員も。PTSDとみられる症状のある社員には薬を処方するなどしているが、「仲間が働いているのに休めない」などと話しているという。
津波で家族や自宅を失い、休日は家族がいる避難所に戻る社員もいるが、避難所では“加害企業”の社員として、肩身の狭い思いをすることも強いストレスにつながると指摘。
谷川教授は「被災者でありながら復旧作業を行う社員は、一般の被災者に比べてPTSD発症の危険性が高いと思われる。継続的なストレスチェックなどのケアが必要だ」と話している。
(2011年5月24日21時37分 読売新聞)
– 5月23日 スクープ 東電内部文書入手!「フクシマは止められないgendai.ismedia.jp/articles/-/5678

– 5月21日 3月12日、1号機のベント作業の被爆量
福島第1原発のシフト・マネジャーは、最初にバルブに挑戦するのは自分の責任だと考えた。関係者によると、彼は「俺が行く」と言った。
彼は完全防護服を着用し、マスクと酸素ボンベも身につけた。そうまでしても、彼が戻ったときには放射線レベルは106.3ミリシーベルトに達していたという。この数値は、日本で放射線を扱う職場で、1年間に認められている値の2倍だった。1年間で一般の人が浴びる量と比較すると、100倍以上だった。

– 5月21日 20日作業、4人の被爆量
1号機建屋地下で水位上昇 東電、高放射線量の分布調査
資料を手に記者会見する、東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理(中央)ら=20日午後、東京・内幸町の本店
福島第1原発事故で東京電力は20日、燃料が溶け落ちメルトダウンした1号機の原子炉建屋に作業員2人を入れ、地下にたまっている水の水位が前回の測定時よりも上がったのを確認したと発表した。
13日の発見時には目視で深さ4・2メートルとみられ、この日も目視だが水位はやや上がっていた。原子炉格納容器から漏れていると考えられるという。
 ほかに作業員4人も入り、ガンマカメラという特殊なカメラで内部を撮影、放射線量が高い場所の分布を詳しく調べた。
 東電によると、作業員の被ばく線量は、水位を確認した2人が3・8ミリシーベルトと3・0ミリシーベルト、カメラ撮影の4人は5・46~3・73ミリシーベルトだった。
東電は、敷地内で微量のプルトニウム238、239、240をまた検出したと発表。事故が原因とみられる。
2号機では、新たな工程表で示した「循環注水冷却」に向け、原子炉に水を入れる配管を消火系から給水系に切り替える作業の準備を行った。
静岡市が提供した人工の浮島「メガフロート」は20日夕、福島県の小名浜港を出発した。第1原発に21日到着予定。容量約1万トンで、比較的低濃度の汚染水を保管する。
4号機の使用済み燃料プールには20日までに水位計を設置した。水位と温度のデータが無線で対策拠点の免震重要棟に送られ、常時監視できる。

– 5月21日 原発作業員の健康管理、専門部署を設置 厚労省
2011/5/20付
厚生労働省は20日、福島第1原子力発電所の事故処理に従事する作業員の健康を管理するため、専門部署を省内に設置した。被曝(ひばく)した放射線量や白血球数などをデータベース化するほか、作業中に被曝線量が100ミリシーベルトを超えた場合には臨時の健康診断も行う。東京電力と政府の調整窓口にもなる。
名称は「福島第一原発作業員健康管理等対策推進室」。同省安全衛生部長をトップに、放射線関連業務の経験がある技官など5人の専門スタッフも含め20人超を配置。福島労働局に支部も設置する。健康管理の対象は、原発から20キロ圏内で緊急作業に従事した作業員で、数千人規模になる見通し。

-5月20日  福島第1原発に1000人規模の休憩所
東電、作業環境改善急ぐ
2011/5/20付
東京電力は福島第1原子力発電所の敷地内に休憩所を複数設ける。7月上旬までに約1000人の作業員が休める態勢を整える。体温が上がるのを防ぐ上着も準備し、熱中症などの発症を抑える。作業員は現在、放射線対策として防護服を着ているが蒸し暑いうえ、前線基地である敷地内の免震重要棟も人であふれている。夏を前に作業環境の改善を急ぐ。
東電は20日までに敷地内の2カ所に、エアコンを備え水分補給も可能な休憩所を約70人分設置。7月上旬をめどに約1000人が利用できるよう休憩所を10カ所程度まで増やす。ベスト型の上着なども準備し防護服着用時の体温上昇を抑える。
同原発では現在、約2000人が作業に従事。このうち約200人は免震重要棟に寝泊まりしている。日中は医師の診察も可能だが、14日には60代の作業員が心筋梗塞で死亡した。また、18日に2号機の原子炉建屋内に入った40代の作業員が熱中症にかかり点滴を受けた。気温がさらに上がると体調を崩す作業員が増えかねず、作業員の負担を軽減する対策が急務になっていた。
– 5月20日  東電作業員被ばく管理の問題 6000人のうち内部被ばく確認済み40人にとどまる。 参議院予算委員会 田村ともこ議員(共産) ****議事録CHECK***
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【ワイドショー通信簿】「日当3万円3か月。被曝承諾書にサイン」福島原発作業いまだ過酷
http://news.livedoor.com/article/detail/5545901/
福島第1原発の作業員の労働環境に問題ありと語っていた谷川武医師(愛媛大大学院教授)が、その後の様子を伝えた。改善されたが、なお問題が多いという。その作業員が口を開いた。
いまは福島第2原発の体育館が宿泊施設になっている。ここに約200人が防護服のまま寝泊まりしている。その映像に、司会の羽鳥慎一は「避難所ですね」
谷川医師は「24時間プライバシーなし。毛布、寝具は使い回しの集団生活で、感染性皮膚疾患が懸念される。1人1枚の毛布は必要です」と言う。まだそんな実態だった。
防護服に靴下2枚、安全靴の上からビニー ル袋2枚。全面マスクに手袋
第1原発で働く20代 の作業員2人が、テレビ朝日のインタビューに応じた。建屋近くの足場作業をしている。東電社員ではなく協力会社の派遣だ。派遣で500人が働いているという。その1人は「最近まで地方都市で建設作業員だった。地方には仕事がなく、原発に来た。被曝の可能性があるから最初は悩んだが、覚悟を決めた」

もう1人は「1日3万円もらえるんなら、少しは役に立てればいいなと」
仕事に就く前に承諾書にサインした。「将来、白血病などの後遺症になっても補償はしません」という内容だったと いう。作業は防護服に、靴下を2枚はき、安全靴の上からビニー ル袋2枚。全面マスクに手袋だから暑い。でも、とるわけにはいかない。早ければ来週にも建屋に入るという。きのう(2011年5月9日)、事故後初めて1号機の建屋内に9人が入ったが、最大被曝量は10.56ミリシーベルトだった。
別の20代の作業員は汚染水貯蔵施設周辺の仕事で、1日の被曝量が3ミリシーベルトくらいだという。これが30日続くと、年間被曝量の上限250ミリシーベルトの半分になる。「3か月くらいしかいられないでしょうね」
野菜・果物食べられるが、風呂は4日に1回
1日3万円で3か月はかなりの金額にはなるが、あくまで被曝とひき換えだ。東電にしてみれば、使い捨ての感覚であろう。
羽鳥「どうにかならないですかね」
清水宏保(スケート金メダリスト)「被爆線量が本当に正しいのか」
吉原珠央(イメージコンサルタント)「東電が正しい知識を伝えているのか。事故への備えも大丈夫なのかどうか」
赤江珠緒キャスター「食事は当初はインスタント食品だったのが、最近は野菜や果物もとれるようになったそうです」
羽鳥「風呂は4日に1回ですって」
大坂でトラック運転手に応じた人が福島原発で働かされたという話も出ている。これからますます作業員の入れ替えが必要になってくる。嫌な話も出てきそうだ。
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– 5月19日 「警告音慣れた」「2時間で汗だく」原発内部…作業員語る
2011.5.19 21:26
2時間の作業で汗だくになり、すし詰めで弁当を食べる。線量計の警告音にも慣れた。東京電力福島第1原発内で、5月上旬から約2週間働いた男性作業員が、産経新聞に内部の様子を語った。3号機の原子炉建屋近くのがれきは、毎時70~80ミリシーベルトもの高い放射線量を検出したという。
東京電力は19日、福島第1原発3号機の原子炉建屋に放射線量調査のため社員2人が入ったと発表。これで1~3号機すべての原子炉建屋に人が入った。東電によると、18日午後4時半ごろから約10分間、建屋内で放射線量を計測したところ、最高で毎時170ミリシーベルトを計測。2人の被曝(ひばく)は最大2・85ミリシーベルトだった。
18日午前に社員が入った2号機原子炉建屋では、1階の一部に水たまりが見つかった。水蒸気が充満し、15分以上作業するのは困難だ。うち1人は熱中症になり、点滴を受けたことを明らかにした。
依然、原発内で強いられている厳しい作業。原子炉の安定的冷却を目指す今後の作業のハードルは高い。
男性作業員は重機の搬入路などを確保するためのがれきの撤去に従事した。
朝起きると、福島県内の宿舎から活動拠点の「Jビレッジ」に移動して防護服を着用。1時間ほどかけて、福島第1原発の免震重要棟に入り、防護マスクを着け防護服を着替える。
一回の作業は2時間。作業後、免震重要棟に戻り防護服を脱ぐ。「免震重要棟の中はすし詰め状態で、階段や廊下にも人があふれていた」。場所を見つけて休憩、昼食。メニューはカレーやビーフシチュー、マーボー丼、牛丼などのレトルト食品にレトルト白米だ。
2時間の休憩後、防護服を着て2時間作業する。
線量計は毎朝、リセットされたものを渡された。積算1ミリシーベルトを超えるごとに短い警告音、5ミリシーベルトになると警告音が鳴り続け、作業は中止。「警告音は最初は怖かったけど、慣れると、短い警告音では動じなくなった」という。
防護服やマスク、三重の手袋に、高い線量。「慣れない状況だし、作業は思い通りに進まなかった」。余震も多く、そのたびに作業は中断した。防護マスクを着けると会話が困難になるため、事前に作業の打ち合わせを重ねた。
作業後は汗で下着までぐっしょりになった。「夏が近づくにつれ、大変だ。休むスペースも狭い。環境を改善する必要がある」と話した。

– 5月18日 原発作業員寮を建設…官邸側が強く要望して
官邸側の強い要望で東電が工程表に盛り込んだのが、収束作業に携わる作業員の環境改善だ。
労働条件が悪化する夏場に向け高い放射線量の中で働く作業員の健康を考慮し、宿泊、休憩施設の改善に重点が置かれた。作業員が寝泊まりする「Jヴィレッジ」に1600室の仮設の寮を建設して、7月以降利用できるようにするほか、発電所内に現在3か所ある休憩所を10か所に増設させる。食事の充実も始めた。 これまでに外部被曝ひばくが100ミリ・シーベルト以上の作業員は30人に上る。作業の長期化に伴う被曝の軽減対策として、高濃度の汚染水が流れる配管やホースを鉛でできたマットで覆うなどの遮蔽工事を進めるほか、放射線の遮蔽効果がより高い防護服を用意していくという。(2011年5月18日10時10分 読売新聞)

– 5月18日 原発作業員の被ばく線量、データベース化
政府は17日、福島第一原子力発電所で、復旧作業に当たる作業員の環境改善の一環として、新たな健康管理の強化策を決めた。 強化策では、1日当たり1ミリ・シーベルト以上の被曝ひばくが予想される作業をする場合には、事前に労働基準監督署に作業届を提出するよう東電に求めた。また、復旧作業に当たった全作業員の被曝線量などのデータベースを構築し、退職後も長期にわたって追跡する。 (2011年5月18日11時21分 読売新聞)

– 5月18日 原発で内部被曝検査、作業員の1割…不安広がる
東京電力福島第一原子力発電所で、放射性物質の吸引などで起きる「内部被曝ひばく」の検査を受けた作業員が、全体の1割にとどまっていることが分かった
周囲の放射線が高い福島第一原発の検査装置が使えないためで、作業員の間には、「被曝線量の上限を超えても、知らずに働き続けることになりかねない」との不安が広がっている。政府は、17日に公表した同原発事故の収束に向けた「工程表」で、作業員の被曝線量について、東電に定期的に報告させるなどの監視強化を打ち出した。
「通常値より2桁も多い。こんなのは初めてだ」。同原発の原子炉建屋近くで3月末から約1か月間、電源ケーブルの設置作業に携わった協力企業の20代の男性作業員は5月上旬、福島県外で受けた内部被曝の検査結果にショックを受けた。内部被曝は「ホールボディーカウンター」と呼ばれる検査装置で測定する。普段の放射線量は数百~1000cpm(カウント毎分)だが、男性が告げられた数値は3万cpmを超えていた。
作業現場では当時、散乱したがれきから高い放射線量が計測されていた。通常、3時間ごとに交換するマスクは、管理会社から「汚染がなければ使っていい」と言われ、5、6時間使い続けた。食事は作業員らが寝泊まりしている免震重要棟でとったが、4月末には、「ここも汚染されている」と知らされた。男性は、「食事しているうちに内部被曝しているだろう」と不安を抱く。
(2011年5月18日03時05分 読売新聞)

– 5月18日 2号機プ原子炉建屋に立ち入り
東京電力は18日、福島第一原子力発電所2号機の原子炉建屋内の状況を調べるため、同日午前9時24分から14分間、社員4人が入ったと発表した。
3月15日の格納容器の爆発後、人が立ち入るのは初めて。建屋1階で放射線量を測定し、粉じんを採取した。粉じんに含まれる放射性物質などを調べ、建屋内での本格的な作業に向けた空気浄化などの対策を検討する。4人の14分間での被曝ひばく量は3・33~4・27ミリ・シーベルトに上った
建屋内では使用済み核燃料一時貯蔵プールの水が蒸発して、湿度が高くなり、詳細な調査を妨げている。このため、東電は同建屋の外に熱交換器を新設し、プール水を循環させて冷却、蒸発を減らす。17日にケーブル敷設工事を始めた。月内設置を目指す。

– 5月17日 作業員の放射線量、退職後も長期にわたり追跡へ
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110517-OYT1T01012.htm
政府は17日、福島第一原子力発電所で、復旧作業に当たる作業員の環境改善の一環として、新たに健康管理の強化策を打ち出した。
それによると、1日当たり1ミリ・シーベルト以上の作業をする場合には、事前に労働基準監督署に作業届の提出をするよう東電に求めたほか、復旧作業に当たった全作業員の放射線量などのデータベースを構築し、退職後も長期にわたって追跡するとしている。
(2011年5月17日22時39分 読売新聞)

– 5月15日
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110515/dst11051500530003-n1.htm
作業員死亡で浮かび上がる過酷で劣悪な作業環境、高まる疲労
2011.5.15 00:50
事故収束に向けて作業が続く福島第1原発では、作業員の過酷な環境が問題となっている。放射性物質(放射能)を防ぐ防護服などの重装備に加え、高温多湿な現場の状況、貧弱な生活環境が疲労度を高める。東電は改善を進めてきたが、事故後初めて作業員が死亡したことに、改めて作業員の健康管理の把握や、作業環境の見直しが求められそうだ。

防護服「サウナ状態」

同原発で作業にあたっているのは、東電社員335人と協力会社の1604人で計1939人。1日の作業時間は現場の放射線量などによって変わるが、原則4、5日勤務して2日休みを取るローテーションだ。
作業内容は、機器や配管などの運搬や設置、瓦礫(がれき)の撤去などさまざま。作業員は作業服の上にポリエチレン製の防護服を着用し、放射性物質を吸い込まないためのフィルター付き全面マスクを付ける。放射線量が特に高い原子炉建屋内では空気ボンベ(約13キロ)も背負わなくてはならない。
防護服は密閉性が高く、「まさにサウナ状態」(東電)といい、高温多湿の作業現場では熱中症も心配される。2号機の原子炉建屋内をロボットで調査したところ、気温は34~41度、湿度は94~99%で、カメラが曇って調査を断念せざるを得ないほどだった。

医務室に医師不在

作業員の主な生活拠点は同原発敷地内にある免震重要棟と呼ばれる施設や、福島第2原発の体育館、サッカートレーニングセンター「Jヴィレッジ」など。
免震重要棟には約200人が寝泊まりしている。就寝は寝袋や毛布をかぶった雑魚寝で、物資補給が不十分なため食事はレトルト食品など保存食が中心だ。
「生活環境の改善は1日も早い事態解決に有効」。こう話す東電は、体育館などでのシャワー使用や弁当提供、ベッドの設置といった改善を進めている。
だが、今回、死亡した作業員が運び込まれた免震重要棟の医務室には、常勤医師がいないことも判明。医療面のサポートが求められるのは必至だ。
福岡大の朔(さく)啓二郎教授(循環器内科学)は「作業環境はあまりに過酷。多くの人員でローテーションを回して一人一人の負担を軽減するべきだ。生活面も改善しなければ、作業員に疲労が蓄積し、思わぬ人為ミスを生みかねない」とする。(原子力取材班)

– 5月15日 原発作業員、汗だく防護服で3時間・水飲めず
福島第一原子力発電所で事故後、作業中に初めて死者が出た。
14日に亡くなった60歳代の協力企業の男性の死因は、わかっていないものの、放射線量を気にしながらの防護服での作業は、身体的、精神的な負担も大きく、作業員に不安が広がっている。 「いくら安全と説明されても、怖いものは怖い。目の前の原発が爆発するかもしれない」。先月上旬から汚染水をためる大型タンクを作っている30歳代の作業員男性は、不安を隠さない。
作業時間は1日3時間だが、防護服は蒸し暑く、作業後、全身が汗だくになる。作業中に線量計の警報音が鳴っても3時間はきっちり働かされ、「ストレスで寝付きが悪くなった」。
3月下旬から約1か月間、同原発で作業に当たった20歳代の男性作業員は「防護服での作業は飲み食いできない上、トイレにもいけない。夏までには何か対策を考えないと作業にならない」と語った。(2011年5月14日14時55分 読売新聞)

– 5月14日 福島第1原発:「除染」不完全でも作業 安全基準なし崩し
毎日新聞 2011年5月14日 2時30分(最終更新 5月14日 3時40分)
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/nuclear/news/20110514k0000m040141000c.html
水素爆発で上部が骨組みだけになった福島第1原発1号機の原子炉建屋(左)。中央は排気筒、右は2号機。爆風のためか、乗用車2台がミキサー車にくっついて止まり、奥にがれきが残る=2011年5月上旬、作業員撮影(一部画像処理しています)
東京電力福島第1原発事故の復旧作業で、作業員の安全確保のルールや手順がなし崩し的に緩和されていることが、作業員らの証言で分かった。放射性物質が体に付着する「身体汚染」をした場合、体を洗う「除染」で完全に落とさなければならなかったが、今は完全に除染できなくても体のどこに付着しているかを示す「確認証」があれば作業に戻ることができるという。他にも多くの規制が緩んでいるため、作業員らは不安を訴え、専門家は懸念を示している。
同原発構内の放射線量は高く、水素爆発した3号機の原子炉建屋付近には毎時900ミリシーベルトと高い放射線を出すがれきが見つかっている。通常、1日の作業で1ミリシーベルトを超す被ばくが見込まれる場合、元請け会社は作業員の予想被ばく線量を記した作業計画書を労働基準監督署に届け出て受領印をもらい、東電に写しを提出する。この際、元請けによっては、下請けにも写しを「特別許可書」として渡すルールがあるが、この特別許可書も現在なくなっているという。
ある下請け作業員は通常渡される特別許可書をもらわず作業し、約2時間半で1.3ミリシーベルト浴びた。他の作業員ら計約10人で構内拠点の免震重要棟に戻り、防護服を脱いでスクリーニング(検査)したところ、それぞれ首や後頭部に身体汚染が確認された。
約20キロ離れた拠点施設のナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)で専用の特殊シャンプーで洗ったが、作業員のうち3人は除染できず、いわき市の東電施設でもう一度洗ったものの、やはり落ちなかった。
このため3人は、体の絵とともに汚染部位などが記載されている「確認証」を東電から発行され、作業に復帰したという。確認証があれば、復帰後のスクリーニングで汚染が検出されても問題視されないが、作業員は「除染しないまま作業に戻れば通常なら始末書もの」と疑問視する。
また、身体汚染をした場合、作業員の所属する会社は、作業経緯や内容、汚染の状態などを報告書にまとめて元請けに提出し、元請けは東電に連絡することになっているが、いまだ報告書は提出されず、汚染を知る元請けや東電から提出も求められていないという。
作業員は「東電も元請けも『この現場で汚染しない方がおかしい』との考えでしょう」と述べ、緊急時のためルールがなし崩しになっていると指摘。「原発を何とかしたいとの気持ちから(作業員の)みんなも『汚染しても仕方がない』という雰囲気だが、正直、不安はある」と語った。
東電広報部は確認証について「(検査で)高い数値が出た人に異常がないことを示すものだが、いずれにせよ落ちるまで除染している」と説明。特別許可書(東電側では作業計画書)などについては「コピーを受領するだけ」とし、基本的に作業員と元請けとの問題との立場を示した。【町田徳丈、市川明代、日下部聡】

Contaminated nuke plant workers going back on job as safety regs go by wayside
http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/national/archive/news/2011/05/14/20110514p2a00m0na014000c.html
The badly damaged building housing the Fukushima No. 1 Nuclear Power Plant’s No. 1 reactor is pictured in this photo provided by a worker at the plant.
Safety standards for workers at the tsunami-hit nuclear power plant in Fukushima Prefecture have been relaxed without any scrutiny, forcing workers to do their jobs without being completely decontaminated, it has emerged.
Workers who are struggling to get the Tokyo Electric Power Co. (TEPCO)-operated Fukushima No. 1 Nuclear Power Plant under control as well as experts have expressed grave concern about possible health hazards.
Radiation levels on the premises of the power station remain high, with part of the ruins of its No. 3 reactor building — badly damaged by a hydrogen explosion — emitting 900 millisieverts of radiation per hour.
Safety regulations dictate that when it is estimated workers will be exposed to more than 1 millisievert of radiation per day at a nuclear power plant, companies contracted by the plant operator must submit a work plan specifying the anticipated radiation levels to the local labor standards inspection office, get a receipt stamp and submit a copy of the document to the plant operator.
Some contractors then hand copies of the document to their subcontractors as a special permit to perform the work.
An employee of one of the subcontractors at Fukushima plant said he worked there without such a special permit and was exposed to 1.3 millisieverts of radiation over a 2 1/2-hour period. Subsequent screening detected radioactive substances on the back of the employee’s head and neck, as well as those of about 10 co-workers.
They washed with special shampoo at the nuclear crisis operations center about 20 kilometers away from the plant. However, three of them were unable to completely decontaminate themselves. They tried again at a TEPCO facility but failed to completely remove radioactive substances from their bodies. TEPCO subsequently issued a certificate specifying the areas of their bodies contaminated with radioactive material, and they returned to work.
In cases where radioactive substances are detected on workers’ bodies, their employers are required to submit a report detailing the work they performed and how they were contaminated to the original contractor, which in turn must notify TEPCO.
However, the workers’ subcontractor has neither submitted such a report to the original contractor nor been instructed by the contractor or TEPCO to do so. The employee has pointed out that the safety regulations have been eased without any scrutiny amid the ongoing crisis.
“Both TEPCO and the original contractor appear to be thinking it’s natural that we’re contaminated with radioactive substances, considering our working environment,” he lamented.
“Many of us are eager to help get the plant under control, and think we can’t avoid being contaminated. But frankly speaking, we’re concerned,” he added.
TEPCO said the certificate specifying the areas of workers’ bodies contaminated is issued if high levels of radiation are detected during screening, but claimed that such workers are completely decontaminated before returning to work.
Click here for the original Japanese story
(Mainichi Japan) May 14, 2011

–  5月14日 福島第1原発:作業員の搬送に2時間…心筋梗塞で死亡か

集中廃棄物処理施設の位置

集中廃棄物処理施設の位置

東京電力福島第1原発で14日、集中廃棄物処理施設で作業していた60代の男性作業員が死亡した問題で、男性が体調不良を訴えてから病院に着くまでに2時間以上かかっていたことが分かった。救急車に乗せるには警戒区域(半径20キロ圏内)外まで出る必要があるためだ。過酷な作業環境で危険にさらされていると指摘される原発作業員を取り巻く救急体制の脆弱(ぜいじゃく)さが浮き彫りになった。
東電と双葉地方広域市町村圏組合消防本部によると、男性は13日から原発で収束作業に従事。14日は午前6時に作業を始め約50分後、体調不良を訴えて医務室に運ばれた。1人しかいない勤務医の勤務時間(午前10時~午後4時)外だったため、心臓マッサージなどの講習を受けた東電社員の「医療班」が応急手当てをした。既に意識は無く呼吸も確認できなかったという。 原発からの救急搬送を巡り、県災害対策本部と消防、東電の3者は原発事故後、約20キロ南の拠点施設ナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(楢葉町)で受け渡すよう取り決めている。このため同7時35分ごろ業務用車両に男性を乗せ原発を出発、8時10分ごろ着いたJヴィレッジで、常駐医師が心臓マッサージなどをしたが回復せず、同35分ごろ救急車に乗せられた。
9時7分に原発から約45キロのいわき市立総合磐城共立病院に到着。発症から2時間が過ぎており、9時33分に死亡が確認された。福島県警は医師の診断結果などから心筋梗塞(こうそく)の可能性があるとみている。
3者の取り決めは救急隊員の安全確保のためで、同消防本部は事故前なら原発から約4~5キロの病院に搬送していた可能性があるとしている。東電福島事務所は14日夜の会見で「診察できる医師を近くに置く態勢を検討したい」と述べた。【仙石恭、根本毅】毎日新聞 2011年5月14日 22時10分(最終更新 5月14日 23時21分)

– 5月14日 作業員、心筋梗塞か…被曝影響考えにくいと病院
東京電力の福島第一原発で14日朝、作業中に意識不明となり、搬送先の病院で死亡が確認された60歳代の男性作業員の死因は、心筋梗塞の可能性が高いことが病院への取材で分かった。 病院によると、コンピューター断層撮影法(CT)による検査や血液検査などを実施したところ、心筋梗塞を疑わせる反応があったという。病院は、「放射線被曝ひばくの影響は考えにくい」としている。 一方、東電は同日、記者会見で、男性が体調不良を訴えて倒れた午前6時50分頃、同原発内に医師が不在だったことを明らかにし、松本純一・原子力立地本部長代理は「今後は暑くなるので、作業員の体調管理も万全を期したい」と語った。 東電によると、医師については、福島第二原発に1人、作業員の活動拠点「Jヴィレッジ」に4人を、それぞれ24時間体制で配置しているが、福島第一原発には、医師の被曝が懸念されることから、1人を午前10時~午後4時の6時間配置するだけだったという。搬送された病院は約40キロ離れていた。(2011年5月15日03時04分 読売新聞)

– 5月14日 島作業員初の死亡者 : Worker dies after collapsing at Fukushima plant (The Japan Times)
Saturday, May 14, 2011 Kyodo
A worker at the crippled Fukushima nuclear power plant died Saturday after collapsing while carrying materials as part of crisis-fighting operations, the operator said.
It is the first time a worker has died at the plant operated by Tokyo Electric Power Co. since the March 11 earthquake and tsunami triggered a series of radiation leakage accidents there.
No radioactive substances have been detected on the man, who was in his 60s, the utility said. The man had started working at the plant on Friday and was wearing protective gear at the time of the accident. He was exposed to radiation totaling 0.17 millisievert.
The man, an employee of a subcontractor, collapsed about one hour after he began working at 6 a.m. Saturday with another worker at a waste disposal processing facility. He became unconscious when he was taken to a medical room inside the plant past 7 a.m., the utility said.
The other worker has complained of no health problem, the company added.
The accident occurred as the company continued Saturday work to install a new cooling system at the No. 1 plant, where much of the fuel in the core has melted after being fully exposed.

– 5月14日 福島第1原発:過酷作業 防護服にマスク「サウナ状態」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110514k0000m040146000c.html

東京電力が9日に撮影した福島第1原発1号機原子炉建屋内で作業する人=東京電力提供
東京電力が9日に撮影した福島第1原発1号機原子炉建屋内で作業する人=東京電力提供
東京電力福島第1原発事故の復旧作業で、作業員らの安全確保のルールや手順がなし崩し的に緩和されていることが分かり、作業員の間に不安や戸惑いが広がっている。こうした規制の緩和に加え、過酷な作業環境やそれらに伴う人的ミス、専門外の慣れない作業内容など、作業員を取り巻く状況は複合的な危険にさらされているとの懸念も指摘されている。【町田徳丈、市川明代、日下部聡】
福島県に住むベテランの下請け作業員は先月、福島第1原発のタービン建屋の汚染水を排水するため、現場でホースを取り付ける作業に従事した。原発から約20キロ南の福島県楢葉町にあるナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」で防護服や全面マスクなどの装備をもらい、所属する会社の車で第1原発の構内拠点の免震重要棟へ。作業直前に線量計をつけ、現場に向かった。
暖かい季節となり、マスクなどのフル装備は「サウナスーツを着ているようなもの」。しばらくするとマスクには数センチの汗がたまり「熱中症で倒れている人がたくさんいる」という。「途中で苦しくなったら『しゃがんで落ち着いて深呼吸をしろ』と言われた。(作業は)正直2、3時間が限度。これから夏になったらさらにきつさが増す」と懸念する。
作業にあたったのは約10人。タービン建屋の中は湿度が高く、さらに暑く感じたという。敷設したホースは太さ約10センチ、長さ20メートルほどの蛇腹。それを金具でつなぎ合わせて構内の集中環境施設のタンクまで延長する。
現場のタービン建屋の床面はぬれていた。津波の水か放水かは不明だが「間違いなく放射性物質で汚染されている」と感じた。ホースは2人1組で運ぶが、重いため転がした。ホースもぬれ、「これ、やばいんじゃないの」と思わずつぶやいた。敷設の際には再び肩にかつぎ、首筋から後頭部にかけホースが当たった。防護服は耐水性のものではなく、水がしみ込んだ。「元請けの放射線管理担当者の事前サーベイ(調査)がちゃんとなっていなかった。原発の仕事で『水に触るな』は原則なのに」
作業後、放射性物質が体に付着する「身体汚染」が判明した。一緒に作業していた約10人も同じだった。そもそもホースの敷設は専門外だった。「簡単に誰でもできる作業。だから『応援してもらいたい』(と元請けから依頼された)ということだったと思う。一緒にいた約10人は全員、ホースの作業は初めてだった。元請けの現場責任者から指示を受けてやった」
身体汚染した作業員のうち3人は、放射性物質を洗い流す「除染」を完全にできなかった。暑さで毛穴が開き、そこに放射性物質が入り込んだ後、毛穴が閉じた疑いがあるという。だが、汚染部位などを記録した「確認証」を東電から発行され、作業に復帰した。
「今は何でもあり。『まずは(原発の)いまの状態を止めろ』と。多少のことは目をつぶるという感じ」。作業員はそう指摘する一方、「怖いっすよ。この先、どのくらいの放射線量を浴びるのか」と漏らした。
毎日新聞 2011年5月14日 2時34分(最終更新 5月14日 2時53分)

– 5月14日 作業員が撮影した福島第1原発
http://mainichi.jp/select/jiken/graph/20110515_2/

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水素爆発で上部が骨組みだけになった福島第1原発1号機の原子炉建屋(手前)とタービン建屋(奥)=5月上旬、作業員撮影
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東京電力福島第1原発事故の復旧作業で、作業員の安全確保のルールや手順がなし崩し的に緩和されていることが、作業員らの証言で分かった。放射性物質が体に付着する「身体汚染」をした場合、体を洗う「除染」で完全に落とさなければならなかったが、今は完全に除染できなくても体のどこに付着しているかを示す「確認証」があれば作業に戻ることができるという。他にも多くの規制が緩んでいるため、作業員らは不安を訴え、専門家は懸念を示している。

同原発構内の放射線量は高く、水素爆発した3号機の原子炉建屋付近には毎時900ミリシーベルトと高い放射線を出すがれきが見つかっている。通常、1日の作業で1ミリシーベルトを超す被ばくが見込まれる場合、元請け会社は作業員の予想被ばく線量を記した作業計画書を労働基準監督署に届け出て受領印をもらい、東電に写しを提出する。この際、元請けによっては、下請けにも写しを「特別許可書」として渡すルールがあるが、この特別許可書も現在なくなっているという。

ある下請け作業員は通常渡される特別許可書をもらわず作業し、約2時間半で1.3ミリシーベルト浴びた。他の作業員ら計約10人で構内拠点の免震重要棟に戻り、防護服を脱いでスクリーニング(検査)したところ、それぞれ首や後頭部に身体汚染が確認された。

約20キロ離れた拠点施設のナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)で専用の特殊シャンプーで洗ったが、作業員のうち3人は除染できず、いわき市の東電施設でもう一度洗ったものの、やはり落ちなかった。

このため3人は、体の絵とともに汚染部位などが記載されている「確認証」を東電から発行され、作業に復帰したという。確認証があれば、復帰後のスクリーニングで汚染が検出されても問題視されないが、作業員は「除染しないまま作業に戻れば通常なら始末書もの」と疑問視する。

また、身体汚染をした場合、作業員の所属する会社は、作業経緯や内容、汚染の状態などを報告書にまとめて元請けに提出し、元請けは東電に連絡することになっているが、いまだ報告書は提出されず、汚染を知る元請けや東電から提出も求められていないという。

作業員は「東電も元請けも『この現場で汚染しない方がおかしい』との考えでしょう」と述べ、緊急時のためルールがなし崩しになっていると指摘。「原発を何とかしたいとの気持ちから(作業員の)みんなも『汚染しても仕方がない』という雰囲気だが、正直、不安はある」と語った。

東電広報部は確認証について「(検査で)高い数値が出た人に異常がないことを示すものだが、いずれにせよ落ちるまで除染している」と説明。特別許可書(東電側では作業計画書)などについては「コピーを受領するだけ」とし、基本的に作業員と元請けとの問題との立場を示した。【町田徳丈、市川明代、日下部聡】

2011年5月14日

– 5月13日 福島第1原発:作業の求人条件明示を要請 東電に厚労省
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110514k0000m040053000c.html
大阪市西成区のあいりん地区に、実際は福島第1原発での作業であるにもかかわらず宮城県内でのトラック運転と偽った求人が出ていた問題で、厚生労働省は13日、東京電力や民間職業紹介事業団体などに対し、労働者募集の際に条件等を正しく明示するよう要請した。問題の求人については事実確認中で、違反があれば指導するとしている。
厚労省などによると、問題になったのは岐阜県の東京電力の下請け企業が財団法人・西成労働福祉センターに出した求人で、3月17日と19日に紹介された2人の男性が、福島第1原発の敷地内で働かされた。
細川律夫厚労相も13日の閣議後会見で「大変な法規違反。だましたような形で労働者を原発で働かせることがないよう措置した」と述べた。【市川明代】
毎日新聞 2011年5月13日 20時13分(最終更新 5月13日 22時42分)

– 5月6日
 1号機の作業員、最大3・16ミリ・シーベルト
東京電力は6日午前の記者会見で、5日に事故後初めて福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋に入った作業員の被曝ひばく線量について、最大で3・16ミリ・シーベルトだったことを明らかにした。 東電は当初、予想される作業員の被曝線量は3ミリ・シーベルトとしていた。
(2011年5月6日11時27分 読売新聞)

●5月6日 5:35 女性社員の被ばく調査に漏れ
東京電力が、福島第一原子力発電所で3月11日以降に勤務していた女性社員の被ばく量を調べた際に、1人が対象から漏れていたことが分かり、東京電力は、被ばく量をきちんと把握できるよう努めたいとしています。東京電力は、福島第一原発で3月11日以降に勤務していた女性社員の被ばく量を調査した結果、19人のうち2人が、妊娠の可能性のある女性について定められた、3か月で5ミリシーベルトの限度を超えたとしていました。ところが、3月11日から13日にかけて「免震重要棟」という建物で事務の仕事に就いていた女性社員が、調査の対象から漏れていたことが分かったということです。
この女性の「外部被ばく」、つまり体の外からの被ばく量は0.55ミリシーベルトで、建物の中にいた間などに体内に取り込まれた放射性物質による「内部被ばく」については、今月9日以降に調べるということです。
これは、福島労働局から問い合わせを受けて改めて確認した結果、明らかになったということで、問い合わせがなければ被ばく量を把握できないままだったおそれもあります。
また、0.78ミリシーベルトの被ばくをしたという調査結果が出ていた女性社員は、実際には休暇を取っていて被ばくがなかったことも分かったとしています。これについて東京電力は、本人や直接の上司に確認しないまま被ばく量の調査を行ったことがミスの原因だとして、今後は被ばく量をきちんと把握できるよう努めたいとしています。

●5/6 4:32 水素爆発以来はじめて原子炉建屋内に作業員 (=フジテレビ報道)
作業中の放射線量、最大で2800マイクロシーベルトで、限度の3000マイクロシーベルトを下回る※Comment:この数値は本当なのだろうか?少なすく見積もっているように思える。東電はデータ改ざんの常習であるし

放射線と健康への影響

自然放射線
44 mSv =        4,400μSv
(医療検診も含めて)日本人が1年間に受ける平均の放射線量
自然放射線
2.4mSv =      2,400μSv
日本人が1年間に自然から受ける平均の放射線量

● 東電 原発作業員の生活環境改善へNHK 5月5日 5:00更新)
東京電力は、福島第一原子力発電所の事故で作業員の生活環境が厳しくなっているとして、来月下旬をめどに仮設の寮を設けるなどして改善を図りたいとしています。
福島第一原発では、東京電力や協力会社の1000人を超える作業員が復旧作業に当たっていますが、十分な物資を運べないことなどから、食事は保存食が中心で、寝袋やマットなどで寝ているということです。こうした厳しい生活環境を改善しようと、東京電力は来月下旬をめどに、福島第二原発や復旧作業の拠点のひとつ「Jヴィレッジ」に近い場所にプレハブの仮設の寮を建設することになりました。
仮設の寮は、個室か数人ずつの部屋で、作業員が休憩や宿泊ができるようになるということです。
また、東京電力は、寮ができるまでの対策として、およそ200人が宿泊している福島第二原発の体育館で、今月中旬までに、毎日、昼食と夕食に弁当を提供したり、シャワーや2段ベッドを設けたりするとしています。さらに、作業員の健康管理のため、福島第一原発と第二原発、それに「Jヴィレッジ」にそれぞれ医師を常駐させるとしています。
これについて、細野総理大臣補佐官は、4日の会見で「東京電力は避難している人への配慮などで作業員への配慮が十分でなかった。できるだけいい環境で、作業員がいい結果を出すことが、ひいては避難している人のためになる」と述べました。

5月4日
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110504/dst11050421510031-n1.htm
弁当2食、シャワー設置も 東電が原発作業員の環境改善
2011.5.4 21:50
東京電力は4日、過酷な作業が続いている福島第1原発の作業員の環境を改善するため、レトルト食品などの保存食が中心だった食事を昼、夕は弁当に変え、計240人が休める2段ベッドやシャワーも設置すると発表した。

産業医も常駐して健康診断を受けられるようにする。こうした改善策を順次実施しながら、第1、第2両原発で約800人いる作業員が寝泊まりできるプレハブの仮設寮を建設し、6月下旬以降、使用を始めたいとしている。

第1原発ではこれまで、約200人の作業員が免震重要棟と呼ばれる建物で寝袋や毛布で寝泊まり。食事もレトルト食品やクラッカー、カップ麺などが中心だった。

同原発の南約10キロにある第2原発の体育館が休憩所として使われているが、シャワーは使えず、湿ったペーパータオルで体を拭いていた。

〇5.01
5月1日 原発交代要員 経験者ら派遣検討
東京電力福島第一原子力発電所で事故を収束させるための作業が長期化するなか、作業員の被ばく量を抑え安全を確保するには、より多くの交代要員が必要だとして、東京電力は、福島第一原発で勤務した経験がある人を中心に、およそ3000人いる専門の研修を受けた社員や退職者も対象に、現地への派遣の検討を始めました。福島第一原発の事故の収束に向けては、東京電力が先月17日、今後6か月から9か月程度を目標に、原発を安定化させるという工程表を示しました。 すでに事故発生から50日以上が経過し、作業の長期化が避けられないなか、工程表の実現にとって大きな課題となっているのが、原発で働く作業員の被ばくや健康の管理、それに交代要員の確保です。
東京電力によりますと、現在、福島第一原発では、協力企業の作業員を含めて1000人以上が交代しながら復旧作業に当たっていますが、現場は至る所で強い放射線が出ているほか、休憩や眠るためのスペースも十分とはいえない環境です。
また、今回の事故対応では、すでに200ミリシーベルトを超える被ばくをした作業員が2人いることが先月30日に明らかになったほか、100ミリシーベルトを超えた作業員も30人近くに上っています。
国は、今回の事故にかぎり、緊急時の被ばく限度量を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げていますが、今後、工程表どおりに復旧作業が進むと、原子炉建屋など放射線量の高い場所での作業が増えることが予想され、被ばく量の増加が懸念されています。
このため東京電力は、安全の確保のためには、より多くの交代要員が必要だとして、福島第一原発で運転経験のある人や、放射線管理員などを中心に、専門の研修を受けた、およそ3000人の社員や退職者も対象に、現地への派遣の検討を始めました。
今後、梅雨や夏を迎えると、作業環境が厳しさを増すことから、工程表の実現には、人員の確保とともに、作業員の健康を守るための環境の整備もこれまで以上に重要になるとみられます。

〇4.30
被ばく測定装置使えず 福島第1原発
東京電力福島第1原発で、被ばくした作業員の体内に沈着した放射性物質を検出するために全身を一度で計測する装置「ホールボディーカウンター」4台が、原発内の空気の放射線量が高すぎて測定できない状態になっていることが、30日までに分かった。

このため作業に伴う被ばく線量が100ミリシーベルトを超えた東電社員ら27人は福島県いわき市の同社施設まで移動し、日本原子力研究開発機構の協力で設置された装置で測定を受けた。原発に備えられた装置が必要な時に使えなくなったことで、被ばく管理の在り方があらためて問われそうだ。
東電によると、第1原発は計4台のホールボディーカウンターがあったが、3月11日の東日本大震災後、津波や外部電源喪失で使えなくなった。
外部電源が3月下旬までにつながり、電力供給が可能になったが、原発内の空気の放射線量が上昇。こうした環境では、内部被ばくによるものか、外部の放射線の影響によるものかが区別できないため、実際の測定には使えないという。
東電の放射線管理をめぐっては、3号機タービン建屋で作業員3人が被ばくした当日、現場の放射線量が測定されていなかったことや、作業員の人数に対し線量計が不足していたことが判明。対策拠点の「免震重要棟」に滞在していた作業員が浴びた放射線量についても、個人の線量を毎日は記録していなかったことが分かっている。2011/04/30 09:52 【共同通信】

〇4.27
年50ミリシーベルト上限撤廃へ 厚労省が特例措置
厚生労働省は27日、通常時は年間50ミリシーベルトと定めている原発作業員の被ばく線量の上限を当面の間、撤廃する方針を固めた。5年間で100ミリシーベルトの基準は維持する。原発作業に従事できるのは全国で7万人余りしかいない。各地から福島第1原発への派遣が相次ぐ中、規定の被ばく線量を超えると、ほかの原発の保守や定期点検に支障が出かねないとして、経済産業省が厚労省に特例的な措置を要請していた。しかし、この措置は、過酷な環境下で働く作業員の安全を軽視しているとの批判も出そうだ。 厚労省は3月15日に省令で、福島の事故の応急対策に限定して緊急時の被ばく線量を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げていたが、通常時の基準は変えていなかった。 米国も、緊急時の線量上限を民間人で100ミリシーベルト、通常時は年間50ミリシーベルト、5年間で100ミリシーベルトとしている。 東電によると、福島で作業した30人が100ミリシーベルトを超えた。50ミリシーベルトを超えると、ほかの原発で働くことができなくなるため、多くは東電の協力企業側が線量を管理しているという。 こうした事態に、経産省は電離放射線障害防止規則で定められた「通常年間50ミリシーベルト、5年間で100ミリシーベルト」の基準を緩和するよう厚労省に要請。しかし、厚労省は「100ミリシーベルトを超えると白血病やがんの発生リスクが高まるという医学的な知見もある」として、5年間で100ミリシーベルトの基準は維持することにした。2011/04/28 02:02 【共同通信】 ※関連情報:

〇4.25
舛添議員、管総理に福島作業員の造血幹細胞事前採取の決断を求める 管総理=「必要ない」
Refer 「原子炉事故作業員の自己造血幹細胞採取は不要」日本学術会議が見解

〇4.21
現場作業員の被ばく線量 管理手帳に記載せず
福島第1原発の復旧作業を担う作業員の被ばく線量を定めた特例措置があいまいに運用され、作業員の放射線管理手帳に記載されていないケースがあることが明らかになった。現場の作業員はあいまいな運用に不安を漏らすとともに「結局、ババを引くのは作業員」と嘆く声も聞かれた。関係者からは「線量管理がいいかげんだと、訴訟になった時に証拠が得られない可能性もあり、問題」との指摘も上がる。【袴田貴行、森禎行、日下部聡】
訴訟時、証拠ない恐れ
「今回食った(受けた)分の放射線量は手帳に載らないから。安心していいから」。3月末に福島第1原発の復旧に従事した2次下請け会社の男性(30)は、作業開始直前、1次下請け会社の社員にそう告げられた。
男性は3月下旬、所属するポンプ点検会社の社長から「上の会社から3日だけ人を出すよう頼まれた。(現場の状況が)ひどかったら途中で帰ってきていいから、とりあえず3日間だけ行ってくれないか」と言われ、同原発へ。作業内容は不明のまま駆り出されたが、現地に着くと、使用済み核燃料共用プールの電源復旧のためにケーブルをつなぐ専門外の作業を指示された。「とにかく人をかき集めて電源復旧をやっている感じだった」
現場で経験者から指導を受けながら作業を進めたが、「初めてなので手間取って時間もかかったし、余計な線量を食った」。当時は線量計が足りず、6人のグループに1台だけ渡されたという。
作業は放水の合間だったため、午前2時までかかったり、朝6時から始めたことも。待機場所の免震重要棟は「すし詰め状態で大人1人が寝っころがるのがやっと。仮眠も取れないのがきつかった。まともにやったら2日で限界」と振り返る。
結局、3日間で計約12時間働き、線量計の数値は国が特例として引き上げた上限の5分の1、以前の上限の半分に当たる約50ミリシーベルトに達していた。「普段そんなにいくことはまずない」。日当は通常なら1日1万5000円程度だが、今回は事前に決まっていない。ただし「同じような仕事の募集が日当17万円だったらしい」。3日で50万円になる計算だ。
男性の放射線管理手帳は、この作業時とは別の、震災前に登録していた元請け会社が管理しており、手元にはない。「ずっと自分の手元に帰ってきてないから(今回の線量が)載っているかどうかは分からない」。確認しようにも震災前の元請けは震災後、事務所が機能していない。「自分の手帳を戻すのは困難」と、今後に不安を募らせる。
3次下請けで原発の補修に当たる建設会社社員の男性(28)は線量管理があいまいになっていることについて「そうでもしないと原発を止められない感覚があるのではないか」と指摘する。その上で「手帳の管理は下請けによって違う。将来の仕事を受注するため(社員の線量を低くしようと)下請け会社が手帳に今回の数値を載せないことも考えられる。会社は仕事をもらえるかもしれないが、結局ババを引くのは作業員だ」と訴えた。
元原発作業員が東電に損害賠償を求めた訴訟で原告代理人を務めた鈴木篤弁護士の話 原告は4年3カ月の累積70ミリシーベルトで多発性骨髄腫を発症したとして労災を認められた。250ミリシーベルトの上限自体が高すぎる。それを別枠にするなどむちゃくちゃだ。被ばく線量を証明できても裁判所はなかなか発症との因果関係を認めない。きちんと線量管理がされなければ、作業員が損害賠償を請求しようとしても基礎的な事実さえ証明できなくなる恐れがある。

被ばく線量と健康への影響の目安
毎日新聞 2011年4月21日 2時36分(最終更新 4月21日 7時36分)

〇3.28
福島第1原発:作業員、厳しい環境 食事2回、夜は雑魚寝
経済産業省原子力安全・保安院の検査官が28日会見し、東京電力福島第1原発の敷地内で復旧作業に当たる作業員の状況を「作業環境は厳しい」などと語った。
同原発に駐在する原子力保安検査官事務所の横田一磨(かずま)所長(39)は22日に震災後初めて原発施設内に入り、5日間駐在した。
現地には約400人の作業員がおり、原子炉建屋近くの「免震重要棟」という建物で寝起きしている。建物内でも1時間当たり2~10マイクロシーベルトの放射線量があるため、放射線を遮る鉛が入ったシートを床に敷いている。
食事は1日2回。朝にビスケット30枚程度と小さな野菜ジュース1本、夜は非常用のレトルトご飯と缶詰一つ。当初は飲料水も限られ、1人当たり1日ペットボトル1本(1.5リットル)だったという。
作業は、全身を放射線から守る防護スーツに全面マスクで行う。手袋を二重にし、靴にはカバーを着けている。
作業ができない夜はミーティングを一本締めで終えた後、会議室や廊下、トイレの前などで毛布にくるまり雑魚寝をしている。
食料などの物資を積んだバスが1日2回、施設外から免震重要棟に到着。一部の作業員の交代もこのバスを使う。
横田所長は「下着が替えられないことへの不満の声もある。作業を続ける上でのエネルギーを得るのが食事なので、より多くの物資を運ぶ方策を考えている」と話す。
横田所長も作業員に同行して中央制御室での作業の様子を写真に撮影するなどした。敷地内に滞在した5日間で計883マイクロシーベルトの被ばくをしたという。
復旧作業の進行状況について横田所長は「タービン建屋地下で見つかった汚染水の処理で作業が進まない。職場環境の改善なども国が協力できる限りしていきたい」と話した。【関東晋慈、松本惇】
◇福島第1原発での作業の流れ◇
午前6時ごろ 起床
7~8時 免震重要棟でミーティング
8~10時 朝食(ビスケットと野菜ジュース)
10時ごろ 建屋で作業開始
午後5時ごろ 作業終了
5~8時 夕食(レトルトご飯と缶詰)
8~10時 免震重要棟でミーティング
10時ごろ 夜勤の作業員を除いて就寝
毎日新聞 2011年3月28日 21時56分(最終更新 3月29日 9時50分)

英文
Emergency workers struggle under harsh conditions to control crippled nuke plant
Workers are pictured at the Fukushima No. 1 Nuclear Power Plant on March 23. (Photograph courtesy of the Nuclear and Industrial Safety Agency)
Hundreds of emergency workers have been battling under harsh conditions to try to put the ailing Fukushima No. 1 Nuclear Power Plant under control, a top inspector from the Nuclear and Industrial Safety Agency said on March 28.
“The working environment is very tough,” said Kazuma Yokota, head of the nuclear facility inspection office overseeing the nuclear power plant, who visited the nuclear facility on March 22 for the first time since the deadly March 11 earthquake and tsunami and stayed there for five days. He said about 400 workers were engaged in restoration efforts there.
They sleep in the “key earthquake-proof building” near the reactor building. Because there is 2-10 microsieverts of radiation in the building, the floor is covered with a sheet containing lead that blocks out radiation.
They have two meals a day: about 30 biscuits and vegetable juice drinks each in the morning; and boil-in-the-bag rice and a can of food each in the evening. Shortly after the disaster broke out, there was only one bottle (1.5 liters) of drinking water available per person per day.
The workers put on protective gear and full-face masks to protect themselves from radiation. After meetings in the evening, they wrap themselves in blankets and sleep together in a huddle in the meeting room or the hall of the building.
In this photo released by Nuclear and Industrial Safety Agency, Tokyo Electric Power Co. workers collect data in the control room for Unit 1 and Unit 2 at the tsunami-crippled Fukushima No. 1 Nuclear Power Plant in Okumamachi, Fukushima Prefecture, on March 23, 2011.(AP)
A bus carrying food and other materials comes to the key earthquake-proof building twice a day. Replacement workers also use this bus. “Some workers are complaining about the fact that they can’t change their underwear. Because meals are sources of energy needed to carry out their work, we are considering taking steps to bring more food there,” Yokota said.
Yokota accompanied other workers to visit the central control room and took photographs of the workers doing their job there. While staying at the nuclear complex for five days, he was exposed to a total of 883 microsieverts of radiation. On the progress of the restoration work, Yokota said: “The work has not been proceeding because the contaminated water found in the basement of the turbine building has to be dealt with first. The government wants to cooperate as much as possible to improve the working environment.”

〇4.02
福島第1原発:「ガスマスクずれ吸った」作業の東電社員
東京電力福島第1原子力発電所の事故処理に当たる作業員の多くが、被ばく量を測る放射線量計を携行していなかったことが分かったが、現場では実際にどのように作業が進められているのか。原発敷地内で数日間働き、自身も線量計を持たなかった東電社員の男性が毎日新聞の取材に応じ、作業実態の一端を明かした。【中川聡子、日下部聡】
◇家族に告げず
男性は3月中旬、上司から福島出張を打診され、「行きます」と応じた。その夜、本社に集合。幹部から「とりあえず行け。何とかしてこい」と言われ、着の身着のまま他の20~40代の作業員数人とワンボックスカーに乗った。「家族には心配をかけるだけだから福島行きは報告できなかった」。一方、友人には「2週間たって帰ってこなかったら両親に連絡してくれ」と頼み、出発した。
作業は外部電源の引き込みだった。でも「現場がどうなっているのか、原発に入るまで全く分からなかった。既に同僚ががれきを片付け鉄板を敷き、足場を整えていたが、それも現場に入るまで知らなかった」。
自衛隊や消防も待機場所とする福島県楢葉町の運動施設でいったん待機し、現場の放射線量が下がったことを確認して原発へ。顔全体を覆うマスク、ゴム手袋、長靴のほか、普通の作業服の上にガーゼのような白い布製の上下を着た。「きちんとした防護服は恐らく早い段階で切らして足りない状態になっていた」。さらに「長靴の上にもビニール製の防護をつけるべきだが、自分たちはコンビニでも買えるような簡単なゴミ袋のようなものを長靴の上にはいて、ガムテープで巻き付けただけだった」という。
車で原発敷地内に入ると、最も線量が多いとされる3、4号機付近は猛スピードで駆け抜けた。現場に到着すると駆け出し作業に当たった。
◇「現場で判断を」
ガスマスクをしているため、大声を張り上げないと意思疎通がままならない。本部との連絡手段は携帯電話1台だけ。とはいえ本部も混乱しているため、指示を受けたり報告したりしている余裕はない。「現場で判断しろ、ということだった」。ところが作業中、本部から突然、終了時間変更の指示が飛び、混乱に拍車がかかった。
本来なら3~4時間で終わる作業にのべ2日かかった。「ガスマスクとかで非常に動きづらいし、作業の際にマスクがずれる場面は何度もあった。多分、かなり(放射性物質を含む空気を)吸ってるだろうなと思う」。線量計はリーダー格の1台だけで、他の作業員は持っていなかった。
3月24日に3号機のタービン建屋で作業員2人が汚染された水たまりで被ばくしたことについては「自分たちも可能性はあった」という。敷地内は地震の影響であちこち陥没して穴があり、水がしみ出していた。ガスマスクが邪魔で足元を確認できず、同僚が何人も穴に落ちた。
◇健康に不安
「アラームが鳴っても作業を続けた(2人の)気持ちもよく分かる。『他にやる人間がいないんだから、とにかくやらないといけない。やるまで帰れない』という焦りは現場では強い」と語る。
敷地内では水素爆発の影響なのか車が建屋の外壁に刺さり、あちこちに津波で運ばれた大きな魚やサメが転がり、それを狙った鳥が上空を旋回していた。「ガスマスクの『シュー、シュー』『パコパコ』という音が響き、白装束の自分たちが作業している。全く現実感のない世界だった」と振り返る。
最終日に被ばくの検査をしたが、人数が多く丸1日かかった。異常はないとされ、帰社すると「よくやった」と上司がねぎらってくれた。それでも「長期的な影響については不安だ」と漏らした。
◇震災で混乱、激減
なぜ、原発復旧に携わる全作業員に線量計が行き渡らないのか。東京電力は31日夜、福島第1原発内に約5000台あった線量計が地震と津波で壊れて320台に激減し、チームで作業に当たる際に代表者1人だけに持たせていることを明らかにしたが、実際には震災当日の混乱で線量計が持ち出されたり、捨てられるケースも少なくなかった。
原発では作業員が放射線管理区域から出る際、線量計を返却しなければならないが、3月11日の地震発生時はパニック状態となり多くの作業員が線量計を着けたまま逃げた。タービン建屋にいた作業員の男性は「線量計は東電の用意したかごに入れて外に出るが、そんなことはしなかった」と証言。東電関連会社の男性社員(40)も「そのまま帰宅した人が多かった。ゴミ箱に捨てられていた線量計もあったので回収したが、少ししか集まらなかった」と話す。
◇販売会社に在庫なし
問題が表面化したことで東電側は全員の線量計確保を目指すとしているが、放射線関連機器販売大手の「千代田テクノル」(本社・東京)によると、線量計の在庫はほとんどない状態という。【町田徳丈、日下部聡】
毎日新聞 2011年4月2日 2時33分

ENGLISH STORY
Emergency worker relates his experience at radioactive Fukushima plant
An emergency worker who was involved in restoration work at the crippled Fukushima No. 1 Nuclear Power Plant has described his experiences in an interview with the Mainichi.
An employee of the plant’s operator, Tokyo Electric Power Co. (TEPCO), the man said that he had worked on the premises of the plant for several days. He had not carried a radiation dosimeter. He wore a full-face gasmask, rubber gloves, long boots, and he wore a white outfit made of a gauze-like material over regular work clothes. He joined with several other workers to try to connect the outside power grid to the nuclear power plant.
“Full-fledged protective gear was probably running short since an earlier stage,” he said. “You are supposed to have plastic protectors around your boots, but we only had something like the garbage bags that you can buy at any convenience store. We used packaging tape to put them around our boots,” he added.
He said it was hard to do the job while wearing a gasmask. “Because of the gasmask and other equipment, it was very awkward moving around, and the gasmask came partly off many times. I probably inhaled a considerable amount (of air containing radioactive substances),” he said. The only person in the man’s team who had a dosimeter was the team leader.
In reference to a March 24 incident where two workers were exposed to radiation while working in water that had collected in the turbine building of the No. 3 nuclear reactor, the man said: “We also faced that radiation risk.” He said that because of the earthquake there were many holes on the plant premises, with water collected in them. With their vision hampered by their gasmasks, the workers could not always see where they were walking, and several workers fell into the holes. The situation was such that it took two days to finish work that normally would have taken only three to four hours, he said.
When he agreed to go to the nuclear power plant in mid-March, the man did not tell his family about it. “I felt that it would only cause anxiety to my family, so I didn’t tell them about my going to the plant,” he said. But before leaving for Fukushima Prefecture, he told a friend: “If I’m not back in two weeks, please let my parents know.” He said he had no idea of what the situation at the nuclear site would be like until he actually arrived there. After getting to the plant, he learned for the first time that workers had removed some debris and set up some more secure footing for work there.
In this photo released by Nuclear and Industrial Safety Agency, Tokyo Electric Power Co. workers collect data in the control room for Unit 1 and Unit 2 at the tsunami-crippled Fukushima No. 1 Nuclear Power Plant in Okumamachi, Fukushima Prefecture, on March 23, 2011.(AP)
He said he understood why the two workers who were sent to a hospital for radiation exposure continued working even after their dosimeter alarm went off. He said at the plant, there is a strong sense of mission, with people feeling that they have to do the work because there is no one else there to do it, and that they cannot go home until they finish their jobs.
On the premises of the nuclear power plant, there was a car stuck into the outer wall of a reactor building — possibly due to the hydrogen explosions — and big fish and sharks washed ashore by the tsunami were lying around while birds aiming for them circled in the skies above, he said. “The gasmasks echoed the sounds of our breathing while we worked in our white outfits. It was a surreal place,” he said.
On the last day of his work, he was tested for radiation exposure. It took a whole day because there were many people being tested. His test came out safe and he returned to Tokyo, where his boss congratulated him on his work. Still, he says, “I’m uneasy about long-term effects (of possible radiation exposure).”

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▼2.作業による負傷者情報

〇5.01
福島第1原発:新たに女性社員1人が被ばく、女性の限度超え2人目
限度超え東京電力は1日、福島第1原発で働いていた40代の女性社員1人が、国が定めた「3カ月で5ミリシーベルト」を超える7.49ミリシーベルトの放射線量を被ばくしたと発表した。限度を超えたのは2人目。

〇4.28
女性社員 建物内で被ばく
福島第一原発で資材の管理などに当たっていた50代の女性社員が、国の規則で定められた女性作業員の3か月間の限度の3倍を超える17.55ミリシーベルトの放射線に被ばくしていたものです。女性社員の被ばく量を詳しく調べた結果、体内に取り込まれた放射性物質による「内部被ばく」が13.6ミリシーベルトに上ったということです。事故対策の拠点となっている建物の中には、先月12日に起きた水素爆発で高い濃度の放射性物質が入り込んだ一方で、女性社員はマスクをつけていなかったため、放射性物質を吸い込んだ疑いのあることが分かりました。今回の事故のあと、原発で作業に当たる人たちの被ばくの限度は250ミリシーベルトに引き上げられていますが、妊娠の可能性のある女性については、通常と同じ3か月で5ミリシーベルトでの管理が求められています。東京電力では、「内部被ばくや女性の被ばくについての認識が甘かった。申し訳なく思っている」と話しています。同じ建物で働いていた社員らのうち、ほかの女性2人も被ばく限度を超えているおそれがあり、東京電力で詳しく調べています。この問題で、経済産業省の原子力・安全保安院は、東京電力を厳重に注意するとともに原因の究明や再発防止策の策定を求めました。

〇3.24
搬送の作業員 放射線で熱傷
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110324/t10014882621000.html。
24日午後0時10分ごろ、福島第一原発の3号機のタービンがある建物の地下1階でケーブルを敷く作業をしていた東京電力の協力会社の20代から30代の男性作業員3人が被ばくしました。東京電力によりますと、3人が浴びた放射線量は、173ミリシーベルトから180ミリシーベルト余りで、このうちの2人はくるぶしぐらいまでの靴を履いて、深さ30センチの水につかって作業をしていましたが、靴の中に水が入ったと言うことで、両足に付着した放射性物質の汚染状況を調べたところ、「ベータ線」と呼ばれる放射線が高い値で検出されたということです。東京電力は、放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあるとみており、2人は、福島市内の病院で手当てを受けたあと、千葉市にある専門の医療機関「放射線医学総合研究所」に移されるということです。原発や医療機関などで働く人たちの放射線量は、緊急の場合は100ミリシーベルトを限度としていますが、福島第一原発の事故を受けて、厚生労働省は、これまでの基準では復旧に向けた作業時間を十分に確保できないとして、上限を250ミリシーベルトまで引き上げています。東京電力によりますと、福島第一原発の事故後の作業で、100ミリシーベルトを超える放射線を浴びた作業員は、17人に上るということです。東京電力は、作業員の被ばくを受けて、3号機の1階と地下1階での作業を中断しています。作業員が被ばくしたことについて東京電力の武藤栄副社長は「心配をかけて大変申し訳なく思っている。安全確保ができるよう努めていきたい」と話しています。「ベータ線熱傷」と呼ばれる放射線による皮膚の損傷は、やけどと似ているものの、症状が現れるのは早くて被ばくから2週間以上たってからとされています。被ばくして数時間後から放射線を受けた部分が赤くなり、その後、数週間で脱毛や水ぶくれなどに進みます。大量に被ばくするほど症状が早く現れ、症状の重さは被ばくした面積や放射線の量などによって異なります。通常のやけどと異なり、放射線を受けた場所は、生き残った細胞でも障害を受けているため、長期にわたって炎症が続き、皮膚移植などが必要になることもあるということです。

※2人に内部被爆、皮膚についてはやけど同様の治療:
放射線医学総合研究所によると、内部ひばくがあるものの治療が必要なほどではなく、皮膚については、局所的に2000から6000mSvの被爆をうけていることが認められるが、やけどと同様の治療を行うとする検査結果をあきらかにした。(3/25夜NHK ワンセグデータ)
※ベータ線熱傷とは http://www.remnet.jp.cache.yimg.jp/lecture/forum/09.pdf
※1回の作業で170ミリシーベルトを超える被爆。

〇3.23
東京電力は23日、福島第1原子力発電所で、22日午後10時から23日未明にかけて、仮設電源盤の設置や搬送作業をしていた作業員2人が負傷し、産業医のいる福島第2原発へ搬送されたことを明らかにした。

〇3.22
3月 22 日午後 10 時頃、共用プールで仮設電源盤設置作業中の作業員 1 名が負傷し、産業医のいる福島第二原子力発電所へ搬送

〇3.20
福島第1原発:東電社員、上限の100ミリシーベルトを超える被ばくをした作業員は1人増え、被ばく上限超は7人に。

〇3.15
自衛隊員「軽症」と放医研 水素爆発で内部被曝
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110315/dst11031502110005-n1.htm

〇3.1X
放射線医学総合研究所(千葉市)は14日夜、福島第1原発3号機の水素爆発事故で、内部被曝の可能性があるとして搬送された男性自衛隊員(30)の治療後に記者会見し、内部被曝は軽症との見方を明らかにした。外部被曝についても「急性症状が出るような状態からはほど遠い」としており、当面は経過観察を続ける。放医研などによると、自衛隊員は爆発の際、飛んできたブロックが右脚に当たり裂傷などを負った。自衛隊ヘリで同日、放医研に搬送され、水による除染措置を受けた。 放医研の辻井博彦理事は「念のため入院するが、意識ははっきりしている」としている。

〇3.14
3号機付近で大きな音があり白煙が発生した際に 11 名が負傷し、福島第二原子力発電所等へ搬送。そのうちの1名を病院へ搬送

〇3.13
東電社員2名が1、2号機中央制御室での全面マスク着用作業中に不調を訴え、福島第二原 子力発電所へ搬送

〇3.12
・東電社員1名が左胸を押さえて立てない状態であったため、病院へ搬送=東電
・1号機付近で大きな音があり白煙が発生した際に4名が負傷し、病院へ搬送 =東電
・免震重要棟近傍にいた協力企業作業員1名の意識がないため、病院へ搬送 =東電
・原子炉建屋内で作業していた当社社員1名の線量が 100mSv を超過し、病院へ搬送 =東電

〇3.11
・地震発生当初、発電所構内において協力企業作業員2名に負傷が発生し、病院に搬送=東電
・東電社員2名が現場において、所在不明 =東電

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